2022年1月7日(金)
お正月に開けた日本酒は、我が家としては高級品に属する、白鶴の純米大吟醸です。720ミリリットル1本が1,466円也。
精米歩合50%、アルコール分15%以上16%未満、大手の製品だけあって上品且つ大人しい純米大吟醸酒です。
司馬遼太郎著「峠(下)」
2022年1月6日(木)
最後の侍(ラスト・サムライ)、北越戊辰戦争を武士道倫理を貫いて闘った長岡藩の家老、河合継之助を取り上げた作品「峠」を読み終えました。
長岡藩の悲劇は、新政府軍の最大討伐目標の会津藩と隣国・前国であったという地理的要因にあるでしょう。同じ徳川譜代大名家同士、隣藩のよしみ等義理人情に縛られて降伏のタイミングを見失い、奥羽列藩同盟に与(くみ)して滅びの道を歩んでしまう。戦後処理で長岡藩は7万4千石から2万4千石に減封されたが、著者「あとがき」には、その事実や後の長岡藩民の河合継之助に対する怨嗟の声にも触れてもらいたいと思いました。美化すべき人物なのかどうか、組織の経営者なら失格でしょう。
ヤマブドウのシロップ
2022年1月5日(水)
昨年9月に仕込んだヤマブドウのシロップの、果実と液を分離しました。果実1kgと砂糖1kgからとれたシロップは約700ミリリットル、ワインの空き瓶に納めました。😅
分離果実に水を加え煮沸するを2回繰り返し、果汁を出来るだけ抽出します。その果汁に砂糖を加えて煮詰めると、ジャム(ソース)2瓶の出来上がり。
果汁を搾りに絞った果実残渣は、野菜屑と一緒に畑の堆肥にします。
松田宏也著「ミニヤコンカ 奇跡の生還」
2022年1月4日(火)
お正月は穏やかな三が日でしたが、とにかく寒いので初詣にも行かず家に隠って読書三昧、司馬遼太郎にはやや飽きたので「峠(下)」は後廻し、久しぶりに松田宏也著「ミニヤコンカ 奇跡の生還」を再読しました。
昨年の10月か11月、著者が千葉市に住んでおり、今も元気な姿をTVで見て再読したくなり、仙台のマンションの本棚から引っ張り出して来たものです。1982年5月遭難の翌年1月に早くも出版されているだけに、当時28歳の著者の記述は生々しく若々しい。ミニヤコンカ(標高7556m)は中国四川省の大雪山脈の最高峰、1998年時点の登頂成功者は21名(うち日本人は2名)、遭難死亡者は20名(うち日本人が14名)、世界屈指の難峰、魔の山とされています。意思の力と幸運が重なった結果の奇跡の生還で、人間は大自然の前にはちっぽけで脆い存在です。が、その反面、百歳まで100年間長らえるほど頑丈にも出来ており、したたかでしぶとい存在でもあります。太く短くか、細く長くか、或いは、太く長くの人生もあるかも、です。
次は北海道山岳連盟の同山大量遭難の生き残り、阿部幹雄著「生と死のミニャ・コンガ」も読んでみようと思います。
司馬遼太郎著「峠(中)」
2022年1月3日(月)
本日、読了。河合継之助の心的描写がくどいほど繰り返され、やや退屈。
本当かな?、まあフィクションの小説であるが、、。
岡崎武志著「明日咲く言葉の種をまこう」
2022年1月2日(日)
長い時間かかって漸く読み終えました。岡崎武志著「心を耕す名言100
明日咲く言葉の種をまこう」、著者は無類の読者家で文筆家で書評家とのこと、著者が読書で出合った名言・名セリフを百篇、著者の解釈付で紹介したもの。
私のような年寄りではなく、心と頭が柔らかい若い人に読んでもらいたい本でした。
司馬遼太郎著「峠(上)」
2021年12月31日(金)
司馬遼太郎の作品を良く読んだのはミレニアムの2000年頃、「街道を行く」全冊をはじめ多くの作品を読んでいますが、年末年始に読もうと未読の文庫版「峠」上中下3冊を柏市立図書館から借りてきました。
新政府軍を相手に北越戊辰戦争を果敢に戦った越後長岡藩家老河合継之助の物語、もうすぐ上巻を読み終えます。「峠」とは、会津へ敗走する時に越えた八十里越を指すようです。銃創が悪化し、力尽きて亡くななった終焉の地、只見町には河合継之助記念館(1973年開館)があるそうです(出身地長岡市にも2006年開館の同名の記念館あり)。JR只見線の田子倉駅から浅草岳、鬼ケ面山を9時間かけて周回したのは1990年7月27日のこと、南会津の只見町は懐かしい所です。世間的には殆ど無名だった河合継之助が有名になったのは、司馬遼太郎が「峠」を著した1968年以降のこと(1966~68年毎日新聞連載、1968年新潮社より刊行)、只見町の記念館の開館はその5年後、行ってみたい気はしますが、今となっては只見町は遠く、果たして。