2021年1月16日(土)
市原市月崎地区にある市原市民の森(現、市原クォードの森)には、所属する千葉菌類談話会の観察会で何度も来ているが、きのこ命の視野狭窄症に陥っていたようで、近場にこんな隠れ名所があるとは最近まで気づかずじまいでした。一つめは、市民の森境界の林道月崎1号線を進んだ先にある素掘りトンネル「月崎トンネル」、中程の天井部分が崩落し、二連トンネルのようになっている。木洩れ日が射し込み神秘的眺め。
二つめは、月崎駅の500m先にある「永昌寺トンネル」、日本古来の観音掘りの手法で素掘りされたトンネルは将棋の駒のような五角形をしている。明治31年(1898年)竣工。幻想的眺め。
どちらも一見の価値はある。他にも以前紹介した養老渓谷近くの「共栄・向山トンネル」(二段トンネル)、
君津市の川廻しトンネル「亀岩の洞窟」など、
房総には見処となる素掘りトンネルが数多い。