2021年2月4日(木)
今日、関東に春一番が吹く。やや風は強いけれど、暖かな陽気に誘われて妻と我孫子市の文学散歩へ。我孫子の手賀沼湖畔の南斜面台地には、大正時代に白樺派の文人が集住し、今でもその痕跡を訪ねることが出来る。
カスミの駐車場に車を置かせてもらい散策開始。まずは我孫子市白樺文学館。現在の出し物は「我孫子の風景展」、春陽会の原田京平(1895-1936)らの風景画を展示している。入館はパス。
次いで道向かいの志賀直哉書斎。大正10年(1921)建築、市指定文化財、志賀直哉は此の地に大正4年(1915)~大正12年(1923)に居住。
その次は瀧井孝作仮寓跡(寿古墳公園)、瀧井孝作は志賀直哉を慕って我孫子に転居、大正11年から12年の約1年間此の地に仮寓。
更に、旧村川別荘へ歩き、母屋(大正10年移築)と新館(昭和2年建築)を見学する。どちらも我孫子市指定文化財。東京帝国大学教授村川堅固が大正6年に設けた別荘で、母屋は我孫子宿本陣の離れを移築したもの。(写真の上が母屋、下が新館)
昼近くなったので、一旦車に戻ってお握りを食べました。(続く)