楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

647. 鹿野山(君津市)

2021年2月28日(日)
今日は家内と鹿野山ハイキング。鹿野山は愛宕山に次ぐ千葉県第二の高峰(標高379m)であり、東峰、中央峰、西峰から成る東西に長い山である。東峰の白鳥峰(379m)の直下には白鳥神社が祀られ、中央峰の熊野峰(376m)の直下には神野寺が建つ。そして西峰の春日峰(352m)には一等三角点が置かれ、傍らに地理院測地観測所が建つ。また、山頂直下に春日神社が祀られている。
9:25出発、千葉北ICから木更津南IC間は館山道を走り、12:00鹿野山神野寺駐車場到着、すでに山頂の一画なので車で登る山である。まずは、聖徳太子創建(598年)と伝えられ、関東一の古刹と云う神野寺に参詣する。
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神野寺真言宗)は榛名山筑波山と並ぶ関東三大修験道の一山、昔は各種講で栄えたようだが、今は門前町も寂れている。仁王門をくぐり、千葉県指定有形文化財の本堂にお参りする。f:id:rakuzanrakusui:20210302100448j:plain
ご本尊は薬師如来軍荼利明王の二尊、厨子中の秘仏で直接は拝めない。観音堂の十一面観音菩薩、撫で観音にもお参りし、本堂裏の高みにある奥の院・飯縄宮殿(白狐に乗った烏天狗がご本尊で秘仏)にも詣る。この辺りが熊野峰か?。
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神野寺を後にし、次は西峰の一等三角点を目指す。県道を1kmほど歩いて、古い道標が建つ地点から右折、春日神社の鳥居をくぐり参道(山道)を登る。春日神社に出てお参りし、社殿の左手の藪道を上がると、元春日神社跡の小広場に出て、その先に漸く一等三角点が置かれた鹿野山山頂に着く。藪の中で見晴らしはなし。傍らに国土地理院測地観測所(地磁気の観測所)が建つが、今は人の気配はない。
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帰りは敷地内から取り付け道路を歩いて県道に出て車に戻る。13:25車中でお昼を食べる。今度は東へ県道を1km歩き、14:00九十九谷展望公園到着。九十九谷の景観にゴルフ場が2箇所見えては、売り物の幽玄な趣きは薄れている。
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道向かいにある白鳥神社にお参り、日本武尊を祀る社だけに傍らに弟橘比売神社も建つ。
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更に社殿の後ろの山に登ると、山頂に「日本武草薙」銘の石剣が祀られている。そこが鹿野山の最高地点の白鳥峰(標高379m)である。
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15:00車に戻る。3時間、5km、11000歩のハイキングでした。帰りは一般道を走り18:35無事帰宅、走行距離196km。