楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

磯部桜川公園(桜川市)

2021年4月1日(木)
古来、吉野に次ぐ桜🌸の名所で、「西の吉野、東の桜川」と謳われた桜川市の磯部桜川公園へお花見に。一般道で自宅から80kmほど。9:40出発、主にR294を走り12:10桜川公園駐車場到着。駐車場は略満車、まずは車内でお昼のお握りを食べる。
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「桜川のサクラ」は国指定名勝(大正13年12月9日指定)にして国指定天然記念物(昭和49年7月16日指定)、平安時代紀貫之の和歌「常よりも春辺になれば桜川 波の花こそ間なく寄すらめ」(後撰和歌集)に歌われ、室町時代世阿弥が著した謡曲「櫻川」の題材になっている。大いに期待したが、園内のサクラは若く、古木や巨樹は見当たらない。
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ごくごく普通のサクラ山、「西の吉野、東の桜川」は言い過ぎ、誇大広告では?。種類は殆どが山桜で、桜川匂、樺匂、初重桜、初見桜、大和桜、源氏桜、白雲桜、薄毛桜などの代表種(変異種?)があるらしいが、どれがどれやらさっぱり分からない。まだ「東の筑波、西の富士」の方がまし、やれやれ。磯部稲村神社(主祭神は天照皇大神)まで歩いてお詣りし、御神体の要石、御神木のカゴノキ、合格パワーストーン、糸桜などを拝観・見学する。
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境内には、鎌倉幕府六代将軍、宗尊親王(1242-1274)の「秋の夜の月ぞ流るる桜川 花はむかしのあとのしらなみ」、後醍醐天皇の皇子、尊澄法親王(1311-1385)の「みなかみの木々のしつくのさくら川 花とともにや おちつもりけん」、寛永の三筆、近衛信尹(1565-1641)の「散るや今 波にも花の 桜川」の句碑が建つ。1時間ほどの散歩を終えて車に戻り、帰路は真壁、つくば学園都市、牛久経由、15:40無事帰宅。走行距離160km。