楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

津本陽著「深重の海」

2021年5月8日(土)
「深重(じんじゅう)の海」は第79回(1978年)直木賞作品、明治初期の、時代に取り残された古式捕鯨に執着する太地鯨方(鯨取り漁師)の衰亡の物語。著者の出身地和歌山県の南部紀州弁・漁師言葉を自在に操る力作で、読み応えがあります。
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和歌山弁、紀州弁が分かる、使える人にはきっと数倍面白く読めるでしょう。井上ひさしの名作「吉里吉里人」も東北弁が分かると2倍にも3倍にも楽しめるように。