楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

桜木紫野著「家族じまい」

2021年5月31日(月)
柏市立図書館から借りて読んでます。「この本は予約の多い本です。早めのご返却にご協力ください。」と、栞が挟んであります。タイトルに惹かれて読み始めましたが、今一。もう最後の読書も近いというのに。
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釧路市に暮らす元理髪師夫婦を軸に、その長女夫婦、次女夫婦、長女の夫の弟、理髪師妻の姉が登場する5話構成で、それぞれの家族関係、人間模様が描かれる。タイトルからどろどろした内容かとおもったが、意外にさばさばしている。著者は釧路市出身、北海道民は元々開拓民・入植者として内地から移住してきた人が多く、その時の家族別れ・家族じまいが心の根っ子にあるのかも。尻切れトンボのような読後感。