楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

五輪考

2021年6月20日(日)
とうとうオリンピック開幕まで残り1ヶ月、中止もしくは延期を望む国民が7割もいるというのに、菅首相は「安心&安全な大会」と念仏のように唱えるだけで、正面きって国民の疑問に答えることなく、ずるずると時間切れ狙い。五輪開催ありき、有観客ありき、PVありきが止まらない。いずれも国内のコロナ感染のリスクを高める行為、これでどうやって国民の命を護るのか?。「責任は首相たる私にあります」は安倍前首相時代からの常套句、口先ばかりで責任を取った例(ためし)がない。もしも五輪開催が契機で感染が急拡大したら、「切腹してお詫びします」とでも言うのなら、それほどの覚悟があるのなら、ともかくもリーダーとして認めるのであるが。
五輪開催の結果、感染が増大し医療が窮迫し(一時の大阪状態)、日本国民の死者が増大するようなら、IOCトーマス・バッハ会長、ジョン・コーツ副会長、菅首相、橋本組織委員会会長、丸川五輪相、小池都知事らは、獄門晒し首ものぞ、世が世なら。
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政府はワクチン接種の進展に一縷の望みを賭けているようだが、今のペースではオリンピックに間に合わない。また、年内の全体の接種率も恐らく60%位で頭打ちになるのでは?、集団免疫の獲得はハードルが高く、そうこうするうちに、ワクチン接種の免疫効果が薄れたり、変異株が出現したりで、このコロナ禍が完全に終息するのは何年も先になろう。先日のG7で東京五輪開催支持を得たと云うが、外の6ケ国は当事国ではなく、「このパンデミックの最中に、オリンピックを開催しましょう、任せて頂戴!」などと言う国は、日本以外にどこにも無い。正に狂気の沙汰、こんなリーダーに国の舵取りを委せねばならない日本国民は誠に不幸である。
写真は房総の穴場、永昌寺トンネル、果たしてこの国の未来に光はあるか?。