楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

軽井沢散歩

2021年10月19日(火)
6:30起床。今朝は昨日よりは浅間山が見えるけれど、山頂は雲に隠れている。朝食前に朝風呂、モノレールに乗って温泉棟へ行く。誰も居ない。独り占め。やがて雲が取れて、浅間山、小浅間山がスッキリ、くっきり見えるようになる。よし。
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7:45朝食、巨峰ジュース、リンゴジュース、長野トマトのトマトジュースを飲み、サラダ、ベーコン、ヨーグルト、カットフルーツ、パンを食べる。締めは紅茶。
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嬉しいことにコーヒーの持ち帰りサービスもある。ゴルフ組のカップルがホテルのエントランスからカートに乗って次次出発していく。何でも二人専用コースらしい。8:30~9:30ホテル敷地内できのこ観察。スギタケ、ニガクリタケ、ハナイグチ、ヒイロチャワンタケ、ヒメホコリタケ、ヒメワカフサタケを見つける。
10:00チェックアウト、柏に直帰するのは能がないし、さりとて何処へ行こう。軽井沢には嘗て勤務先の保養所が雲場の池近くにあったので何回か泊まりに来たし、又10年暮らした高崎から日帰りで何度も来ている。浅間山には2度登ったし、浅間山塊の黒斑山、蛇骨岳、仙人岳、鋸岳、前掛山、石尊山、小浅間山はもとより、周辺の鼻曲山、留夫山、一の字山、矢ヶ崎山、水の塔山、篭の塔山、湯ノ丸山烏帽子岳なども登頂済み、今更登りたくはない。まあ、とりあえず白糸の滝へ。旧軽井沢から白糸ハイランドウェイを通り、10:40白糸の滝駐車場到着。
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前回此処に来たのは2003年8月31日、その時は滝から信濃自然歩道を歩き、峰の茶屋から小浅間山に登ったのだが、。今回は滝を見物しただけで車に戻り、峰の茶屋経由追分宿へ。11:40追分宿駐車場到着。天気は下り坂、冷たい風が旧中仙道の宿場町を吹き抜ける。先ずは文学の散歩道を歩き、きのこ観察。この辺りの標高は1000mあるが、木々の紅葉は枝先がほんのり染まった程度。文学の散歩道とはいえ、それらしきものは、尾上柴舟門下の奥村さき歌碑「朝焼けの山にむかいていうことなし さばさばとわが身ひとりのあゆみ」くらい、まるで啄木のパクリのような歌。
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外には追分節発祥の地碑、浅間神社本殿があるばかり、文学散歩道は林の中へどこまでも続く。きのこは、アカツブフウセンタケ、ウラベニガサ、カキシメジ、カラムラサキハツ、ヌメリイグチ、フウセンタケ属、ホテイシメジなどを見る。途中から追分郷土館へと引き返すと、今は歴史資料の展示の代わりに、軽井沢を愛したフランス人浮世絵師の「ポール・ジャクレー木版画展」を開催中、
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入館はパスし追分宿の中仙道を歩きに行く。堀辰雄文学記念館の入り口に旧本陣の裏門が建つ。
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高札場を通過し、追分公民館まで歩いて引き返す。
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電柱の地中化や路面整備ですっきりしているが、宿場町の面影は薄く風情が今一、此処までやって来る観光客は少なく閑散としている。12:45車に戻り帰路に就く。(完)