楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

大塚国際美術館

2021年12月2日(木)
今日から2泊3日の瀬戸内の旅、早起きして6:18のバスに乗り、7:55羽田空港第一ターミナルビル到着。読売旅行の添乗員Kさんに受け付けをしてもらう。新型コロナワクチン2回接種済みが参加の条件である。搭乗口14から9:20搭乗、徳島行きJAL455便は8、9割方座席が埋まっている。10:02離陸、北欧ミステリー「特捜部Q アサドの祈り」を読むうち、10:55徳島空港到着。11:20ツアーメンバー26名(殆どが年寄り夫婦)が、迎えの徳島バスに乗り込む。先ずは鳴門市の大塚国際美術館の見学(11:45~14:50)。
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大塚国際美術館は1998年3月開館、渦潮見学で有名な大鳴門橋近くの丘陵地に建ち、山をくり貫いて地下三階、地上二階の五階建て、延べ床面積8900坪の広大なスペースに、西洋名画や壁画を原寸大で1000余点、原作に忠実に、陶板に転写・焼成したタイルアート(陶板名画)を展示している。この美術館は、大塚グループ創立75周年記念事業として設立されたものであるが、オーナー社長でなければ不可能な事、それにしても阿波の男は思い立ったらひたすら一途である。B3F(古代、中世)⇒B2F(ルネサンスバロック)⇒B1F(バロック、近代)⇒1F/2F(現代、テーマ展示)と一通り見学。
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大型作品にはタイルの継ぎ目が目立つけれど、まあ良く出来ている。海外旅行で世界各国の美術館で鑑賞した作品に次々出逢う。ポーランドクラクフ国立美術館で観た「白貂を抱く貴婦人」が「モナリザ」の隣に展示してある。懐かしい。
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入場料は一般3300円、大学生2200円、小・中・高生550円。世界の名画入門の授業料としてはまあこんなものか、一般はやや高い感じ。お手軽な分、遙々と訪ねて出逢う名作原画の感激や有難味はない。例えて言えば、四国八十八ヶ所の歩き遍路の代わりに、各地にある八十八ヶ所の写し霊場にお参りして済ます便法の如し、かな。(続く)