2021年12月3日(金)
13:15寒霞渓の山麓駅紅雲亭(標高295m)到着、ロープウェイで山頂駅(標高612m)に上がる。
40人乗りゴンドラは、我々グループ26名の外にも観光客を詰め込み極めて密な状態、コロナ感染対策上おおいに問題があるが、特に人数制限はしていない。お陰で、ゴンドラの真ん中辺に立つ羽目になり、日本三大奇観(あとの二つは耶馬溪と妙義山)と謳う奇岩怪石連なる景色が全く拝めない。他人の頭の隙間からチラ見しただけ。やれやれ。乗車時間僅か5分で片道1050円は高い。また、紅葉も盛りを過ぎて今一。ロープウェイを利用しないメンバーは、バスに乗ったまま山頂駅に到着しており、これでは何のために別料金のロープウェイに乗ったのか分からない。まあ、中国の武陵源や石林を観ているので、寒霞渓程度の奇観では感激もないけれど。13:30山頂駅から広場に出て、仕方がないので、後背の三笠山に登る。
10分ほどで山頂に着き、四等三角点(名称:寒霞渓、671m)にタッチ。
そこから登山道は小豆島最高峰の星ケ城山(標高816m)へ続く。1.7km、1時間弱の行程であるが今日は此処まで、残念ながら時間がない。家内を待たせているので直ぐ下山、途中、阿豆枳(あずき)神社にお参りする。小豆島の産土神である大野手売(おおぬでひめ)を祀る神社で、巨大な拝殿が設けられている。
毎年9月16日に執り行われる例大祭では、この拝殿で踊りや舞が奉納される由。広場に下山して、名物の1億円トイレを使用する。
今ではごく普通のトイレであるが、平成2年(1990年)の竣工当時は、床暖房、ウォシュレットを備えた最新式、話題を集めたらしい。純金製トイレかと思ったけれど、、。山頂駅傍の展望台3ヶ所から寒霞渓を見下ろし、瀬戸内海を眺める。やはりパッとしない。
歳を取ると、なべて感動も感激も薄くなる。14:10バスに戻り、土庄港へ向かう。(続く)