楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

君津メガソーラー発電所

2022年1月9日(日)
昨年12月、房総半島の核心部、元清澄山と三石山を結ぶ三石歩道を歩いたが、三石山観音寺が近づくとびっくり仰天、左下の山肌が太陽光発電パネルでびっしり覆われている。
f:id:rakuzanrakusui:20220108214730j:plain
元はゴルフ場予定地で、バブル崩壊で計画が頓挫、その後の産廃処理場建設計画も地元の反対で中止となり、すったもんだの挙げ句に太陽光発電基地に落ち着いたものらしい。
名称は君津メガソーラー発電所、敷地面積47ヘクタール、出力33.5MW、年間発電量4500万kwh。2019年4月1日の運転開始。
f:id:rakuzanrakusui:20220108214747j:plain
この規模でも全国90位というので二度吃驚、現在の最大は作東メガソーラー発電所岡山県美作市)の出力257MWとのこと。近年、出力100MW以上のメガソーラー発電所が次々誕生している。原発1基(100万kw)分の太陽光発電には、58平方キロメートル(山手線の内側の面積)もの面積が必要らしく(発電効率原発80%、太陽光発電20%として試算)、このまま太陽光発電を推進すると、日本全国の山野が太陽光パネルで覆い尽くされてしまう。再生可能エネルギーへの転換と言い、SDGsといい、分からないではないけれど、これは大規模な自然破壊では?、目の届かない地方を犠牲にして電気を作り都会に送電する、原発と同じ図式が行われている。やはり原発ゼロは夢物語かも。