楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

659. 房の大山(館山市)

2022年1月23日(日)
今年初の山歩きは、館山市は洲崎にある房の大山(坂田の大山)、標高は193.6mですが、一等三角点峰。前回登ったのは2018年2月4日なので4年ぶり、今回も家内同伴です。
8:40出発、千葉北ICから富浦ICまで高速道を走り、11:50国道257号線坂田バス停脇に路駐。
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前回は坂田漁港の広場に自由に駐車出来たのに、今回はロープが張り巡らしてありアウト、世知辛くなりました。登山口の民宿庄次郎の看板は壊れたまま、その先の女竹藪も荒れている。
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2019年秋の台風15号(令和元年房総半島台風)と19号の後遺症がそのまま残っており先が思いやられる。案の定、登山道はマテバシイやヤブニッケイなどの風倒木で塞がれ、跨いだり乗り越えたり潜ったりの連続、まるで障害物競走のよう。
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身体が柔らかく脚でも長ければまだしも、コチコチで短足の身には辛うござる。その上、大木が倒れた後に陽が射し込んで芽吹いたものか、先駆植物?のカラスザンショウやハリギリなどトゲの鋭い樹木が蔓延り、軍手を嵌めていてもうっかり幹や枝を握れない。四苦八苦。
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それでも先人が着けてくれた赤いビニルテープの助けもありGPSを見ながらじりじり前進、山頂近くで突然造成地の車道に飛び出しました。
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太陽光発電所?、公園墓地?、霊園?、宅地造成?、何だろう。13:30二度めの山頂(193.6m)に着く。
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一等三角点に触れてから、傍らに造られた一段高い展望台のベンチに座り一服、餡パンと伊予柑生茶のランチ。今日は遠景が霞み、富士山も大島も見えない。当初、帰りは西側に下ろうと思って来たが、往路より更に大変そうだし、かといって往路の風倒木地獄を下るのも嫌になって、立ち入り禁止とはあるが造成地の車道を下ることに。
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平坦台地に丸い石が並べられ、里見八犬伝の念珠のつもりか、「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の文字が彫られている。下る途中のテラスには重機が放置してあり、日曜日のせいか工事に携わる人の姿はない。14:20ゲート、脇の隙間を抜ける。
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ゲートの先の小屋脇に建つ林地開発行為許可済標識には、「令和3年3月23日許可、千葉県廃指令第1868号、目的は土石等の採掘、埋め立て(残土処理)及び農地造成」とあるが、どうも東京の港区で発生する残土を谷に埋めて処分するのが主目的、熱海の土石流災害の二の舞にならねばよいが。
国道257号線に下りて、右へ歩いて14:30車に戻る。所要2時間40分、7000歩、3.6km。アルバイトの短い割には非常に疲れました。