楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

664. 厚樫山(国見町)と半田沼(桑折町)

2022年4月7日(木)
11:30白石市を後にし国見町の阿津賀志山(厚樫山)へ。12:00ハスラーで山頂直下の広場まで一気に上がり、山頂展望台に昇って周囲の風景を眺める。
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下界には、阿武隈川から厚樫山まで水を引き込んだ当時の防塁跡が残っているようだが、山頂からでは分からない。
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国見町伊達市の市街と果樹園(柿や桃)の長閑な景色が広がり、遠くに阿武隈川が光る。まさに「兵どもが夢の跡」。
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三等三角点(大木戸、289m)に触れ、奥州合戦八百年記念碑を眺めてから、
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四阿で昼食、春風に吹かれながらのんびりと鮭お握りを食べる。
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それにしても他に誰も居ない。ひっそり閑、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の誘客効果は此処では皆無、まだ奥州合戦の場面が放映されていないのでこれからかも。
12:25桑折町の県立半田山自然公園へ向け出発。途中、道の駅国見あつかしの郷で買い物、食料品を補給する。13:20桑折町半田山管理センター(標高430m)到着。
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センターは4月1日にオープンしたばかり、今日は平日とあって観光客の車はなく、スタッフの車が数台のみ、閑散としている。付近には雪が残り、家内同伴なので半田山登頂は諦め、半田沼を一周することに。
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湖畔遊歩道を反時計回りに歩く。釣り師が一人、二人、ワカサギが釣れる由。途中、湖畔を離れ半田銀山中鋪坑跡へ寄り道、片道550mをフキノトウを摘み摘み進む。
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昔は銀山で栄えた所らしい。坑口には鉄柵の扉があり、内部は真っ暗、入れないし覗けない。湖畔に戻り一服、青い湖水は農業用水として利用されている。新緑や紅葉の時期には半田山を背景にもっと美しかろう。
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一帯はアカマツの純林とも言えるほど見事な赤松林が多く、そう言えば仙台きのこ同好会の仲間が、東日本大震災直後の2011年秋に半田山を訪れた時、誰も採らないマツタケがぼこぼこ出ていて大喜び、持ち帰って美味しく食べ、念のため放射能値を測定してもらうと、数万ベクレルあったとか。この辺りも放射能汚染が深刻だった事を思い出し、先ほど採集したフキノトウは残念ながら廃棄と決めました。f:id:rakuzanrakusui:20220411190958j:plain管理センターの裏手には咲き始めのショウジョウバカマが群生しており、半田山は山野草の宝庫、クマ、カモシカ、サルなど野生動物も豊かに生息する。14:50車に戻る。1時間半の散歩でした。帰りも国道4号線を走り、17:10無事帰宅。走行距離165km。