楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

山折哲雄著「生老病死」

2022年6月1日(水)
山折哲雄著「生老病死」読了。元は朝日新聞の土曜日「be」面に毎週掲載された同名のエッセイを単行本にしたもの。朝日を購読していないので知りませんでした。

山折哲雄は1931年生まれの91歳、自らも宗教研究者と名乗っているようですが、哲学者でもなし、民俗学者文化人類学者でもなし、分かりにくい職業ではあります。宗教評論家?。千葉菌類談話会が毎年総会と観察会を開く佐倉城址公園にある国立歴史民俗博物館の教授に就任(1982年-1988年)していたこともあり、又、母方の花巻の実家が宮沢賢治の家の直ぐ近くだったり、学部は違うものの仙台の大学の大先輩でもあるしで、親しみは持てるものの、内容は今一。タイトルの意味するところは、「人は生まれ、働き、歳を重ねて老いる、やがて病み疲れて、衰えて死ぬ」と云う当たり前のこと。人間だけではなく、生命体は全て、「生まれ、生き(栄養分を取り込み)、やがて死ぬ」。只それだけの事ですが、、個々人のレベルに落としこんで、ああでもない、こうでもないと考えると限りなくややこしくなります。ケセラセラです、人生は。
中に、西安大慈恩寺境内に建つ大雁塔を訪ね、玄奘三蔵を偲ぶ件(くだり)があります。2005年1月、私も家内と一緒に最上階まで上りましたので、

そこの箇所だけ懐かしく読みました。