楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

戌井昭人著「さのよいよい」

2022年6月16日(木)
戌井昭人著「さのよいよい」読了。この本を何故、私の「読みたい本」リストに書き留めたのか、今となっては分かりません。

世田谷区に住む売れない脚本家の何気ない日常をさらさらと描く(著者の自叙伝かも?)。30年余り前の盆踊りの日、住職の放火により焼失した地域の寺院(お不動さん)を思い出すことに始まり、その寺院で祖母が頂いたお札を、成田山新勝寺に納めに行くのがラスト。物書き商売は楽じゃない。商売が不振な時、成田山新勝寺護摩焚き祈祷に行く話は良く聞くけれど、、。タイトルの「さのよいよい」は、盆踊りの定番「炭鉱節」の一節から。