楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

新田次郎著「鷲ヶ峰物語」

2022年7月10日(日)
久しぶりに新田次郎の作品を読む。講談社文庫の「鷲ヶ峰物語」、

表題作の他に「谷川岳春色」、「万治の石仏」、「妙法寺記原本の行方」、「大地震の生霊」を含む短編が計5作収録されています。短編のせいかいずれも尻切れとんぼのような読後感、推理小説として読んでも、歴史時代小説として読んでも今一、もの足りません。
鷲ヶ峰(標高1798m)は、2021年8月24日、八島湿原散策時に入り口駐車場(標高1600m)から眺めました。簡単に山頂に行けそうでしたが、残念ながら登り損ねました。

また、万治の石仏は、2018年11月9日、諏訪大社下社春宮参拝時に、拝観しています。

イースター島のモアイ像に似ているとして小説に拵えていますが、ちょっと無理筋では?。
新田次郎作品は、「聖職の碑」、「八甲田山死の彷徨」、「槍ヶ岳開山」、「劔岳点の記」など、過去の事件・事実を題材にした長編が良さそうです。😊