2022年9月27日(火)
根深誠著「ブナ原生林 白神山地をゆく」読了。山歩きや渓流釣りが好きな人なら興味深く読めるかもしれません。
世界最大級のブナ原生林が残る白神山地は、1993年12月世界自然遺産に登録されて、今では手厚く保護・保全されていますが、本書が書かれた1980年代には、青森県の西目屋村と秋田県の八峰町を結び、白神山地の核心部を貫く青秋林道の計画&着工が始まります。故郷津軽の白神山地とブナ林荒廃に危機感を覚えた著者(根深誠は弘前市出身)は「白神山地の自然を守る会」を立ち上げ、その代表に就任して、青秋林道建設反対の狼煙を上げ、当時の林野庁行政に敢然と立ち向かっています。
私が白神山地を訪れたのは、初めが2009年9月3日の白神岳単独登山、二度目は2011年11月4日の十二湖散策と崩山単独登山、三度目が2013年10月31日、家内と一緒に十二湖と日本キャニオン散歩、四度目が2019年9月20日、白神林道(県道岩崎西目屋弘前線)走破と暗門の滝散策。
二ッ森や天狗岳にも登りたかったし、もっともっと行きたかった山域ですが、機動力もなくなり、体力・気力も衰えてどうやら時間切れ。