楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

仙台三十三観音 第33番札所 大蔵寺観音堂

2022年10月4日(火)

感仙殿、善応殿、妙雲界廟の拝観を終えて入り口広場のベンチで一服、一息ついてから同じ経ヶ峯の東南端にある仙台33観音霊場の結願所、第33番札所の大蔵寺観音堂へ向かう。戊辰戦争弔魂碑の前を通り、駐車場を抜けて、向山1丁目の住宅街へ。スマホGoogle Mapを見ながら近づいて往くが、なかなか辿り着けない。結局、裏手のレストラン駐車場側から回り込み、漸く三間四方の立派な観音堂の前に出る。

同じ経ヶ峯の一角に建つが、瑞鳳殿の賑わいを他所に、仙台三十三観音霊場の結願所は地味でひっそりしている。他にお参りする人もなく、寂れている。ご本尊は聖観世音菩薩、御詠歌は、「三十三(みそぢ)みつ かくれば今ものちの世も やすく越え路(こえち)の 末ぞたのしき」。お賽銭をあげ、般若心経を唱えてから退出。

仙台三十三観音巡りは、元禄時代(1688~1704年)に始まったとされるが、廃寺になって観音堂だけがぽつんと残されている札所が9ヶ所、300年の歴史に終止符を打つ日が近いのかもしれない。

鹿落坂を下って、再び霊屋橋を渡り、北目町、五橋、新寺経由、メルパルク仙台前を通り14:00帰宅。3時間半、8.5km、11,700歩の散歩になりました。