楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

国立博物館「国宝展」

2022年12月8日(木)

昨日は娘と上野駅公園口で待ち合わせ、国立博物館で開催中の特別展「国宝  東京国立博物館のすべて」を観覧しました。

チケットは娘に頼んで取ってもらったもの、人気があってネットで3人分ゲットするのは大変だったようです。入場料は大人一人2000円。

入場指定時刻の10:30に会場の平成館に往くと既に長蛇の列、コロナ対策で入場制限をかけているため中々進みません。

館内は大階段を挟み、左側が第1部「東京国立博物館の国宝」、右側が第2部「東京国立博物館の150年」に別れています。基本的に写真撮影は禁止、先ずは第1部の国宝から拝観しました。絵画部門では江戸時代作の「洛中洛外図屏風(舟木本)」、平安時代作の「普賢菩薩像」「地獄草子」など、書跡部門では「円珍関係文書」「延喜式 巻第四」などを鑑賞しました、が、館内の照明が暗く、最前列ならともかくも、二重、三重の人垣の後ろからでは、老眼&近眼&乱視の眼で古い絵や古書の細部を確(しか)と見定める事は不可能でした。法隆寺献納宝物部門の「海磯鏡」「七弦琴」など、考古部門の「埴輪 挂甲の武人」など、刀剣部門の名物「三日月宗近」「童子切安綱」などは分かりやすく見応えがありました。

第2部の会場に国宝はありませんが、重要文化財が目白押し、「舞楽面 陵王」「鷲置物」「直刀 水龍剣」「ナーガ上のブッダ坐像」「遮光器土偶」「麗子微笑」が印象的でした。最後に撮影が許されている「金剛力士立像」と「見返り美人図」を写真に収めて、約2時間で観覧終了。

その後、庭園を散歩して時間を調整、やはり娘が予約してくれた上野精養軒近くの高級うなぎ料理店「伊豆栄(いずえい)梅川亭」へ。

二階の座敷に上がって、平日限定ランチの鰻重を戴きました。

流石は老舗、料理は全て申し分なく美味しいものの、残念なことにキリンビールが置いてありません。他3社のビールは揃っているのに、、料飲店におけるキリンの衰退は目を覆うばかり、飲めるお店を捜すのは大変になりました。それはともかく、久し振りに充実した時間を過ごし、15時近く上野駅公園口で横浜へ帰る娘と別れました。