2023年1月21日(土)
開高健著「オーパ、オーパ‼️ モンゴル・中国篇、スリランカ篇」を30年振りに再読。図書館から借りたのではなく、私の蔵書です。いずれも開高健(1930-1989年)晩年の作。
モンゴル篇は、1986年と1987年の2年連続、モンゴル高原の奥地へ幻の魚イトウ(サケ科イトウ属の淡水魚、最大は2mに達する)釣りに行ったドキュメント、釣り好きならワクワクドキドキの釣行記を楽しめる。
中国篇は、1988年、新疆ウィグル自治区のアルタイ山脈中のハナス湖で目撃された9~12mの巨魚釣りに挑み、結局、ガセネタで空振りに終わった話。中国なら、さもありなん。
スリランカ篇は、釣りには関係なく、1986年、遺跡と宝石採掘と紅茶製造見学に同国を訪れたドキュメント。
30年前に読んだ時は、興味が持てなかったが、2009年4月にスリランカ旅行を果たし(写真は、世界遺産「シーギリヤ・ロック」と、その岩壁に残る宮廷官女の絵画)、懐かしく楽しく読めました。やはり、「百聞は一見に如かず」です。