楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

旧芝離宮庭園&浜離宮庭園(東京都)

2023年3月2日(木)

5:00目覚まし時計で起床、久し振りの早起きです。簡単に朝食を済ませ、6:10出発、歩いて南柏駅へ。昨夜の強風が今年の関東の春一番、その名残の南風がまだ強く、果たして伊豆大島往きのジェット船は出るか?。東海汽船のホームページで運航予定を確かめると★印、条件付き出航のようであるが、ままよ。6:37の電車に乗り、西日暮里乗り換え浜松町駅へ。浜松町駅北口から徒歩10分で、8:00竹芝桟橋客船ターミナルに着く。受け付け窓口にネット予約メールを印刷したものを提示し、乗船券を受け取る。8:30乗船、二階のC-240/241席に座る。全席指定であるが空席が目立つ。4、5割程度の乗船率か。予定通り8:35出船、風が収まり青空も覗く。ジェット船は揺れも殆どなく快適なクルージング、30分も走るとアクアライン風の塔(川崎人工島)が左手に見えてくる。と、突然、海上の状況が悪いために引き返すとのアナウンスがあり、船はUターンを始める。こんなに穏やかな海なのにどうして?、嘗て唐津港から壱岐島玄界灘を渡海した時は、ピッチング&ローリングの大揺れで遥かに酷かったが、何とか辿り着けたのに、、。9:45竹芝桟橋に戻る。トホホ。

受け付け窓口で往路切符運賃の返金を受け取る。何ら欠航理由の詳しい説明もなく、皆さん文句も言わず、粛々と返金手続きを行い、四方に去って逝く。日本人は大人しいものである。伊豆大島の宿泊先とレンタカー会社に電話を掛け、ジェット船欠航で行けなくなった旨伝えると、もう欠航を知っており、あっさりキャンセルに応じてくれる。欠航の場合はキャンセル料は発生しないとのこと、それはそうでしょう。

やれやれ、このまま直帰するのは馬鹿らしいので、近くにある国指定名勝の旧芝離宮庭園と浜離宮庭園を見学することに。

先ずは旧芝離宮庭園から。受け付けで両庭園の共通入場券を購入すると、シニア割引でひとり200円、さすがは東京都。旧芝離宮庭園は幕末には紀州徳川家の芝御屋敷だったところ、今に残る最も古い大名庭園の一つである。池泉を中心とする回遊式庭園は、手入れが完璧に行き届いている。雪吊り松や雪見灯籠の姿が美しい。

林立する高層ビル群が後背に聳え、まるで江戸時代にタイムスリップしたような空間である。

次は、北へ徒歩15分の浜離宮庭園へ。中の御門から入場すると、こちらは広い。先の旧芝離宮庭園は43,000㎡、浜離宮庭園は約6倍の250,000㎡。

此方は江戸時代には徳川将軍家の「浜御殿」、四方を堀と川と海に囲まれ、江戸城の出城の役割もあったとか。新銭座鴨場、

馬場跡、観音堂跡、富士見山、庚申堂鴨場、水上バス発着場、梅林、

菜の花畑、

三百年の松(クロマツ

などを反時計回りに見物、

13:00再び中の御門より退出しました。浜松町駅に戻り、上野駅乗り換え、北小金駅からバスに乗って帰宅したのが15:00。伊豆大島旅行は、近く又、仕切り直しします。