楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

川瀬慈著「エチオピア高原の吟遊詩人」

2023年6月5日(月)

世界遺産ラリベラの岩窟教会群」等があるエチオピアにはとうとう行けず仕舞いに終りましたが、現地の文化や習俗に少しでも触れることができるかと、川瀬慈(いつし)著「エチオピア高原の吟遊詩人  うたに生きる者たち」を読んでみました。

著者は1977年生まれ、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科博士課程修了。国立民俗学博物館/総合研究大学院大学准教授。専門は映像人類学

本書は、エチオピア伝統芸能の担い手、アズマリ(一弦の民族楽器マシンコの弾き語りと踊りで門付けや流しを行う人々)やラリベラ(もっぱら歌のみの門付けを生業とする人々)と、大学卒業後のフィールドワークの地にエチオピアを選んだ著者との、20年来の交流の記録。