2020年11月20日(金)
作中に、私の母校の仙台市立宮城野中学校が出てくる。また、高崎北ロータリー倶楽部でご一緒した少林山達磨寺のご住職も出てくる。一気に著者に親しみがわき、物語に引き込まれました。
東ドイツ出身の建築家ブルーノ・タウト(1880-1938)設計の椅子をキーポイントにしたミステリーであるが、ハッピーエンドを予感させる読後感も良い。横山秀夫の作品をもっと読んでみたくなりました。
因みに、ブルーノ・タウトはナチスの迫害を逃れ、1933年から3年半日本に滞在、仙台では当時の商工省工芸指導所(その跡地に宮城野中学校が移転)の技術顧問を務め、高崎では達磨寺境内の洗心亭に2年間暮らしている。