楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

岡西政典著「新種の発見」

2022年1月26日(水)
日本産のきのこは10,000種位あると推定されているが、そのうち命名されているものはせいぜい3,000種、きのこの分類に関わる研究者が少ない為に、名無しのきのこが圧倒的に多いのが現状であります。
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本書は動物分類学の書であるが、年に一回開催される日本動物分類学会の参加者数は100人前後らしく、どの分野でも分類学は労多くして益が少ないという事か。それでも、最近の情報技術の進展が、新種発表でもっとも時間を取られる文献検索やレビュー作成等既存情報の整理を大幅に効率化・省力化している由、日本菌学会の会員約1000名が精力的にsystematicに取り組めば、日本産きのこに全て学名・和名が付く日も遠くないと、期待を持つことが出来ました。

房の大山で出逢ったきのこ

2022年1月25日(火)
一昨日登った房の大山は、2019年9月に房総半島を直撃した台風15号により、マテバシイやヤブニッケイなどの風倒木が大量に発生し、そのまま放置されて2年半経過したので、材上生菌の培養庫状態になっています。残念ながら椎茸は出ていません。
アラゲカワラタケ
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ウロコタケ科(サビウロコタケ?)
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ヒイロタケ
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チャウロコタケ
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ハカワラタケかと思ったらサルノコシカケ科の不明種
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を見つけました。

沖の島(館山市)

2022年1月23日(日)
房の大山から下山して、沖の島に立ち寄りました。海上自衛隊館山航空基地前の海岸から陸続きで歩いて行けます。
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周囲1kmの小さな島の遊歩道を一巡り、やはり令和元年房総半島台風の被害は甚大です。大きな樹木は殆ど薙ぎ倒されたようですが、今はNPO法人たてやま海の鑑定団の活躍で、風倒木の片付けと森の再生活動が進んでいるようです。
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宇賀明神にお参りし、岩礁地帯に出たり、
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防空壕跡を眺めたりしました。
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岩場では新婚さんの写真撮影にも出逢いました。

659. 房の大山(館山市)

2022年1月23日(日)
今年初の山歩きは、館山市は洲崎にある房の大山(坂田の大山)、標高は193.6mですが、一等三角点峰。前回登ったのは2018年2月4日なので4年ぶり、今回も家内同伴です。
8:40出発、千葉北ICから富浦ICまで高速道を走り、11:50国道257号線坂田バス停脇に路駐。
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前回は坂田漁港の広場に自由に駐車出来たのに、今回はロープが張り巡らしてありアウト、世知辛くなりました。登山口の民宿庄次郎の看板は壊れたまま、その先の女竹藪も荒れている。
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2019年秋の台風15号(令和元年房総半島台風)と19号の後遺症がそのまま残っており先が思いやられる。案の定、登山道はマテバシイやヤブニッケイなどの風倒木で塞がれ、跨いだり乗り越えたり潜ったりの連続、まるで障害物競走のよう。
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身体が柔らかく脚でも長ければまだしも、コチコチで短足の身には辛うござる。その上、大木が倒れた後に陽が射し込んで芽吹いたものか、先駆植物?のカラスザンショウやハリギリなどトゲの鋭い樹木が蔓延り、軍手を嵌めていてもうっかり幹や枝を握れない。四苦八苦。
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それでも先人が着けてくれた赤いビニルテープの助けもありGPSを見ながらじりじり前進、山頂近くで突然造成地の車道に飛び出しました。
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太陽光発電所?、公園墓地?、霊園?、宅地造成?、何だろう。13:30二度めの山頂(193.6m)に着く。
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一等三角点に触れてから、傍らに造られた一段高い展望台のベンチに座り一服、餡パンと伊予柑生茶のランチ。今日は遠景が霞み、富士山も大島も見えない。当初、帰りは西側に下ろうと思って来たが、往路より更に大変そうだし、かといって往路の風倒木地獄を下るのも嫌になって、立ち入り禁止とはあるが造成地の車道を下ることに。
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平坦台地に丸い石が並べられ、里見八犬伝の念珠のつもりか、「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の文字が彫られている。下る途中のテラスには重機が放置してあり、日曜日のせいか工事に携わる人の姿はない。14:20ゲート、脇の隙間を抜ける。
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ゲートの先の小屋脇に建つ林地開発行為許可済標識には、「令和3年3月23日許可、千葉県廃指令第1868号、目的は土石等の採掘、埋め立て(残土処理)及び農地造成」とあるが、どうも東京の港区で発生する残土を谷に埋めて処分するのが主目的、熱海の土石流災害の二の舞にならねばよいが。
国道257号線に下りて、右へ歩いて14:30車に戻る。所要2時間40分、7000歩、3.6km。アルバイトの短い割には非常に疲れました。

盛口満著「歌うキノコ」

2022年1月23日(日)
著者は千葉大学理学部生物学科卒、現在沖縄大学の学長、長年理系の教育に携わっただけに、本書は誰にも分かりやすく、読みやすく書かれています。沖縄や奄美大島など南西諸島で見られる地下生菌、変形菌(粘菌)、冬虫夏草、地衣類を解説。冬虫夏草のイラストが素晴らしい。「歌うキノコ」のタイトルは、セミ体内の共生菌の中に冬虫夏草菌(セミタケ)が潜んでいることから。
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シロアリが栽培するキノコ、オオシロアリタケは可食で美味しい由、一度食べてみたいもの、もっとも台湾や沖縄まで採集に往く資力や元気はありません。
一般のきのこ同様、冬虫夏草や変形菌も観察すれば面白そうですが、的が小さいので老眼の進んだ私にはもう無理、本書は、ブログ「365連休の日々」の筆者tonaさんから紹介されたものです。ありがとうございました。

定点観察・根木内歴史公園

2022年1月22日(土)
今日は風もなく穏やかなので、午後から散歩を兼ねて根木内歴史公園へ行き、きのこ観察。見つけたのは、4年生と2年生のコフキサルノコシカケ
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広葉樹の切り株に発生したベッコウタケ、
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傘は作らず、倒木や落ち枝表面に背着しているアナタケとクダアナタケ、
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また種名は不明の背着菌3種類でした。
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