2026年8月29日(土)
森崎和江&簾内敬司著「原生林に風がふく」読了。森崎和江(1927-2022)は韓国テグに生まれ、1945年帰国、福岡県に居を定め、執筆活動に従事したノンフィクション作家・詩人。簾内敬司(1951-2016)は秋田県藤里町生まれ、白神山麓の二ツ井町に住み、1975年から1988年まで秋田書房を営み、その後創作活動に転進、2001年、「菅江真澄 みちのく漂流」で第49回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した作家。
本書は、何処でどう知り合ったものか、日本の辺境に生まれ、東北と九州に住むふた回りも歳が違う二人の作家が交わした、1994年末から1995年末にかけての1年間に亘る往復書簡集。

表紙のブナの大木の写真とタイトルだけを見て、てっきり白神山麓の山住み・山暮らしを紹介する本かと思って借り受けたが、、。さにあらず、少数民族(アイヌ、ニヴフ、ウィルタ)、虐げられる人々、異端者、弱者に対する言及が多く、なかなか読み難い。詰めきれていない感じ。
表紙裏のあらすじには、「現代の都市文明は、なぜ命を枯らしてしまうのだろう。滅びの予感は、なぜ若い心に日増しにつのるのだろう。白神のブナ原生林地帯を生きる場とする作家と、潮にのって南から旅する詩人が交わす通信 - 北方に培われている生きる知恵について、北の森に縦横にはりめぐらされた人と文化の足跡について、戦後日本の中の東北について。ブナの梢をわたる風に聴く、もう一つの生き方、もう一つの歴史。」。


































































