楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

仙台三十三観音霊場巡拝(14、31、32番札所)

2023年10月4日(水)

今日は一番下の弟の50回忌の命日、49年前の秋晴れの空に紫煙となって上って逝ったあの日は、まだ昨日のことのように思えるけれど、、、半世紀もの歳月が流れ去りました。

午前、先ずは宮城生協・榴岡店で生花を買い、小家菩提寺の大林寺に墓参。そして、境内に建つ観音堂にお参りする。大林寺観音堂は、仙台三十三観音霊場の第14番札所、ご本尊は千手観世音菩薩、堂前で般若心経を唱える。御詠歌は「あふげなほ たてし誓の大いなる 玉の林に うつるひかりを」。

今日の午前中は、未だお参りしていない仙台三十三観音札所を巡拝して過ごすことに。先ずは長町の第32番札所、常蔵院観音堂へ。狭い角地に建つお堂の後ろに、マンションがのしかかるように聳える。ご本尊は勢至観世音菩薩であるが、厨子に納められていて、拝めない。お賽銭をあげ、般若心経を唱える。御詠歌は「こころにも  かかるくまなき 夕日かげ たかねの岸に 光さしそふ」。

次は太白区四郎丸落合の第31番札所、大善院観音堂へ。お堂は、茅葺き屋根を持つ三間四方の重厚な入母屋造り、寛永四年(1627年)、伊達政宗が移築したとされる。

ご本尊は秘仏の十一面観世音菩薩、やはり堂前で般若心経を唱える。御詠歌は「汲みて知れ 心の水も 落合の 波間をわけて 深きめぐみは」。

弟の50回忌の行事はこれにて全て終了、長男としての役目が果たせたかどうかはともかく、安心いたしました。