2024年2月7日(水)
高田宏著「われ山に帰る」読了。高田宏の作品を読むのは初めて。
カバーのそでに書かれている本書の要約が全て。「愛すべき『彦一頓智ばなし』の作者小山勝清とは何者か。熊本の山村に育った文学青年は、大正六年、堺利彦の門をくぐる。労働運動、苦い挫折、柳田國男への師事と別れ、小説執筆の日々、、、。常にユートピアを追い「文明社会」に対峙した「山の民」勝清の、波乱の生涯を描く。近代日本の隠れた精神史を照射する伝記文学の傑作」。
高田宏の代表作は、日本初の近代国語辞書「言海」を編纂した大槻文彦の評伝「言葉の海へ」(1978年、大佛次郎賞&亀井勝一郎賞受賞)、そのうち読んでみよう。