2024年2月11日(日)
高田宏著「木に会う」読了。元は新潮文庫であるが、社会福祉法人埼玉福祉会発行の大活字本。読むのが楽です。😅
著者が屋久島の縄文杉に会いに行くところから始まり、屋久島に住む詩人の山尾三省、紀州の山人・宇江敏勝、百名山の人・深田久弥、「大興安嶺探検」の今西錦司、「北越雪譜」の鈴木牧之など、私も好ましいと思う人物が次々に登場する。
登場する山も、屋久島、紀州山地、白山、秋山郷の鳥甲山、草津白根山、浅間山など粒揃い。後半の「木でつくる」には、高崎に住んでいた頃泊まったことがある、伊香保の千明(ちぎら)旅館が出てくる。今は千明仁泉亭(1502年創業)という湯宿だが、あの黄金の湯が懐かしい。又、遠野を代表する南部曲がり屋の千葉家も出てくる。良い本である。😊