楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

尻屋崎灯台(青森県東通村)

2021年9月28日(火)
昨日は鯨山登山を済ませ、山田ICから三陸自動車道に入り北上したが、普代村久慈市間は途切れており、その間は国道45号線。久慈北ICから再び三陸道に乗り八戸道の八戸西ICまで走る。一応三陸自動車道の現時点の全線を走破しました。それがどうしたの?、と言われそうであるが、後期高齢者になる前の、免許証返納前の記念走行というか、まぁ悪あがきの部類。
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結局、昨夜は道の駅三沢に着いて仮眠、ハスラー車中泊岩手山登山以来か。5:10起床、外が明るくなる。先ずメロンパンをかじり、ポットに入れてきてぬるくなったコーヒーをすする。トイレを済ませ5:40出発、国道338号線を北上する。途中から右折、尻屋崎へ。下北半島は5年前の2016年10月に、恐山、仏ヶ浦、大間崎と半島一周をしているが、尻屋崎は時間の都合でカットしてしまい訪れるのは初めて、寒立馬(かんだちめ)にも逢いたい。
尻屋崎への途中、尻労(しつかり)漁港に立ち寄る。
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朝の水揚げ作業が始まり、今の時期何が揚がるのか、真イカかな?、おこぼれ頂戴のカモメが荷捌き施設の屋根の庇に行儀良く一列に並んでいる。7:45今回のドライブ旅行の最終目的地、尻屋崎灯台駐車場到着。そこまで仙台から524km、さすがに遠いね。
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岬を周回する道路の入り口にはゲートがあるが、7:00~17:00の間は車が接近すると自動的に開く仕組み、駐車場に他の車が1台もいない。白亜の灯台を独り占め、酔狂、酔狂、ここまで来れば立派な灯台男子かも。
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最果ての岬は風が強い。本州最涯地尻屋崎碑(東経141度28分、北緯41度25分)が建つ。
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誰もいない。一軒だけのお店は閉まっている。しかも肝心要の寒立馬どころか放牧牛すら一頭もいない。ままよ、岬を一回り。黒石市出身の詩人、鳴海要吉の歌碑「諦めの旅ではあった 磯の先の白い灯台に日が映(さ)して居た」(詩集「土にかへれ」の巻頭の1首)が建つ。
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漁船の遭難慰霊碑も建つ。40分ほどの散策で8:25車に戻る。
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岩屋の桑畑山登山口へ向かう途中の林の中で、1頭だけ草を食んでいる寒立馬に出逢えました。立派な馬体です。堂々としています。(続く)