楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

高田宏著「信州すみずみ紀行」

2024年4月6日(土)

高田宏著「信州すみずみ紀行」読了。信濃毎日新聞に1991年2月~1993年12月に亘り掲載されたもの、30年前の紀行文なので、今では当時と大分景色も変わっているかと思います。「栄村雪紀行(秋山郷)」に始まり、「奥信濃一茶紀行」まで16編、群馬県高崎市に9年間住んでいたので、信州は近く、殆ど訪ねたことがある場所で、懐かしく読みました。😊

特に、冒頭の秋山郷は、志賀高原の山(赤石山、寺子屋山、東館山、笠岳、岩菅山、裏岩菅山など)に登った帰り、奥志賀から津南町に抜ける途中に何度も訪れた秘境、平家落人集落の伝説を持ちます。その秋山郷に聳える秘峰鳥甲山(とりかぶとやま、2038m)に登ったのは2001年9月16日(日)のことでした。

高崎を5:40に出発、関越道を塩沢石打ICで降り、津南町経由、8:00林道秋山線の狢平(むじなだいら)登山口到着。万佛岩、白嵓(1944m)を越えて、12:10鳥甲山山頂に立ち、積年の念願を果たしました。帰りは赤嵓の頭(1870m)を越えて縦走、15:00屋敷登山口に下山、長い林道歩きで車に戻り、切明温泉雄泉閣に寄って汗を流しました。まだ50代半ば、元気だった頃の、会心の登山の一つでした。