楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

沢木耕太郎著「檀」

2023年8月12日(土)

ブログ友達のtonaさん(ブログ「365連休の日々」主宰)に教えてもらい、ノンフィクションの名手、沢木耕太郎作品「檀」を読みました。沢木耕太郎が、「火宅の人」の著者・檀一雄の妻であるヨソ子夫人のもとに一年間通い詰め、インタビューを続けて纏めあげた作品、妻が語った「檀一雄伝」です。

文中から、檀一雄が昭和45年(1970年)10月~昭和47年(1972年)2月まで、ポルトガルの大西洋岸の村、サンタ・クルスに住んでいた事が分かります。私がユーラシア大陸最西端のロカ岬を踏んでみようと、

ポルトガルを旅したのは2012年1月、リスボンからナザレへ向かう途中だったか、

アーバスサンタ・クルス(の近くかも)を通過したことがあります。檀一雄が曾て1年半、そこに滞在していたとガイドさんに聞きましたが、どうしてこんな地の果てに、辺鄙な所にと、不思議に思ったものです。本書を読んで、漸くその謎が解けました。😊