楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

676. 大六天山・光山(牡鹿半島)

2023年11月21日(火)

奥松島の平場歩きだけでは物足りなくて、今日は里山歩きに牡鹿半島まで長征しました。半島第二の高峰の大六天山(三国山)と最高峰の光山に登るつもり、鹿は沢山居ますが、熊は多分出ないでしょう。😆

9:30出発、利府街道、国道45号線を走り、鳴瀬奥松島ICから石巻河南ICまでは三陸道、女川町から久しぶりにコバルトラインに入り、11:45大六天山登山口のある大六天展望台(標高280m)の駐車場到着。

女川湾の景色が抜群です。早速、登山靴に履き替えスタート。

登山道はコバルトラインからいきなりの急な坂、

ヒノキ、アカマツホウノキなどの亭々たる高木の林が続きます。

山頂近くに建つ東北電力の2基の無線中継所は興ざめ、12:20たちまち一等三角点(名称三国山、標高439m)が置かれた山頂に到達。

林に囲まれ今は眺望こそないけれど堂々たる一等三角点峰、此処に来るのは2000年2月13日以来2度目。三角点にタッチしてから、薄暗いヒノキ林の中を南に少し下り、三国神社にお参りに行きます。東西の麓の集落、針浜と横浦の人々の篤い信仰を受けて、今尚境内はきちんと整備されています。鐘楼の鐘を3回撞き、東日本大震災で亡くなった人々の冥福を祈りました。

昭和27年鋳造?、鐘銘には京都寺町高橋鐘聲堂謹鋳とあります。往路を戻り、誰にも会わず、無論クマにもシカにも合わずに、12:55車に着きました。

駐車場の直ぐ下に、四等三角点の大六天(標高260m)があるので探訪に行きます。太陽光発電所が設置されて、辺りはすっかり様変わりしていますが、

廃屋をくぐり抜けた先のフェンス脇に落ち葉に埋もれた三角点を見つけタッチ。

さて、次は光山、分県登山ガイド(山と渓谷社)には登路がないと書いてあるが果たして。コバルトラインを南下して、13:45光山林道起点近くの路肩スペースに駐車。

国有林専用林道ゆえ、許可のない車両や歩行者の通行禁止(東北森林管理局)とある。歩行者まで立ち入り禁止とは厳しいね、ままよとロープを越えて林道に入る。荒れている。

14:00林道と別れ、左に斜上する山道に進む。スギタケが3本出ていたので試食用に採取。

細いながら道はしっかり付いている。ジオグラフィカの破線路は、山頂手前までしか付いていないが、この調子なら行けそう。下草や藪は全く無い。歩きやすい。尾根通しに前進すると、標高400m位からフラットになり、14:30二等三角点(名称光山、標高443 m)が置かれた山頂に到達。

山頂には石祠もなければ、山名板や標柱の類いもない。木立に囲まれ眺望も今一であるが、無事牡鹿半島の最高峰に立てて満足、満足。誰もいないし、地味な山だが、静かで良い山である。一服してから往路を戻る。15:00車に戻る。帰りは牡鹿半島先端の展望台、御番所公園に立ち寄り、金華山を一望する。

素晴らしい景色、ここから仙台藩士が侵入してくる異人船を見張っていたのか、復元された仙台藩唐船番所も見学、

その傍らの三等三角点大古石(標高210m)にタッチしてから、

仙台に大返し。18:40無事帰宅。走行距離187km。