楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

井上靖著「アレキサンダーの道」

2024年1月5日(金)

井上靖著「アレキサンダーの道」読了。井上靖は文章の名手、紀行文も鮮やか。

井上靖(当時66才)、江上波夫(同67才、考古学者)、平山郁夫(同43才、画家)他数名が、1973年5月から6月にかけて、アフガニスタン、イラン、トルコの古代遺跡を、ジープで巡った旅の紀行文。

私は、イランに一度、トルコに二度、団体パックツアーで訪れたことがあり、文中に登場するペルセポリス、ギョレメ、カイマクル等古代遺跡も見物したので、イランとトルコの部分はガイドブックや世界地図を拡げて懐かしく読みました。アフガニスタンは、退職した時点(2003年12月)でアフガニスタン紛争(2001年~2021年)が勃発しており、とうとう行けずじまいに終わりました。タリバンが2001年3月に爆破したバーミアン遺跡の大仏2体は是非とも拝観したかったのですが、、それにしてもタリバンは罰当たりな事をしたものです。🤔