2023年2月1日(水)
岡田喜秋著「日本の秘境」読了。昭和35年(1960年)、東京創元社発行のぼろぼろの本は、市立図書館にはなく、やむなく県立西部図書館から借りたもの。
岡田喜秋(1926年~)は、1947年日本交通公社に入社、同社が発行する月刊誌「旅」の編集記者、編集長(1959-1971年)を務めて、紀行文の名手と謳われる。本書に取り上げられた15箇所の秘境のうち、私が未訪問の場所は、苗場山の赤湯温泉、五家荘と椎葉村、四国東海岸と室戸岬、隠岐島、白山山麓中宮温泉、愛媛県佐田岬の6箇所。
行った事がある場所は、木曽御嶽山と開田高原、尾岱沼と野付半島、酸ヶ湯温泉(2011年8月7日)、
夏油温泉(2013年5月20日)、襟裳岬、足摺岬、青森県十二湖(2013年10月31日)、
川湯温泉と屈斜路湖、蔵王山中腹の長老湖の9箇所。これらの中で、「夏油という湯治場へ」の項に、
何とキリンビールの関係者が登場する。岡田喜秋が訪れた当時(昭和30年頃?)の夏油温泉の番頭の、高橋清四郎氏は、元キリンビール横浜工場の職長(係長)だった由、また工場長の原田さんの名前も出てくる。横浜工場百年史(?)にでも当たれば判るかも、いずれそのうち調べてみよう。