2023年2月4日(土)
厳寒期は、アウトドア記事が主体の当ブログも種切れ状態、最近は単なる読書ノート、「本と酒の日々」であります。
二見書房の山岳名著シリーズ、昭和44年(1969年)初版の深田久弥著「雪白き山」読了。「百の頂に百の喜びあり」は深田久弥の名言であり、著書「日本百名山」は読売文学賞を受賞した代表作で、山好きな人なら一度は読んだことがある筈。
本書は、戦前戦後の著者の山に関する短編・随筆を集めたもの、「山を見る」の項では、深田久弥と北畠八穂夫妻が昭和4年(1929年)夏から翌年春まで我孫子市天神山の三樹荘に住んでいた事を知る。
山荘の持主、柳宗悦と親しかったという事か?。又、「アララット登山」という見出しもあり、ノアの方舟伝説で有名な、トルコ東北端のアルメニアとイランの国境近くに聳えるアララット山(5,137m)へ、わざわざ日本から登りに出かけたことが分かる。
写真は、2015年10月6日、アルメニアのホルヴィラップ修道院近くの葡萄畠から眺めた大アララット山(右)と小アララット山(左、3,896m)、富士山が2つ並んでいるような景色でした。