楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

沢木耕太郎著「深夜特急 3」

2023年1月12日(金)

沢木耕太郎著「深夜特急 3 、インド・ネパール」読了。前編のマレー半島シンガポールに続くインドとネパール放浪記。

沢木耕太郎の旅のスタイルは、陸路(列車とバス)を使い、気に入った町に長期滞在する線と面の旅、点の旅の団体パッケージツアーとは色んな点で異なる。一番の違いは現地の人々との触れ合いが濃密なこと。

私は退職後パッケージツアーで、インドに二度(2006年と2017年)、ネパールには一度(2010年)行きました。

インドでは最南端のコモリン岬が印象的(2017年7月訪問、5~6世紀に活躍したタミールの詩人ティルヴァッルヴァルの巨大な銅像(当時修復中)が洋上の岩礁上に建つ)。

ネパールでは、国内一番の塔高を持つ、バクタプルのニャタポラ寺院(2010年11月訪問、2015年4月25日に発生したネパール大地震(Mw7.8)でも倒壊を免れている)が印象に残っています。

本書を読むと、沢木耕太郎はインドで体調を崩したようですが、インドやネパールのパッケージツアーでは同行者にお腹を壊す人が続出。そうなると、清潔なお手洗いが何時でも何処でも使える日本と違い大変な事になります。もはや観光どころではなく、両脇にトイレットペーパーを抱え込み、利用可能なトイレの側から離れず、下痢ストッパーを飲んで、皆が観光から戻って来るのを待つしかありません。。そんな世田谷上流婦人も居りました。😅