2023年5月18日(木)
辺見庸作品の中で一番人気がある「もの食う人びと」(1994年講談社ノンフィクション賞受賞)を読む。初めは柏市の図書館から借りて読み、気に入ったので、途中からメルカリで購入して読みました。
辺見庸は私と同郷の宮城県出身、1944年生まれで年齢もほぼ同じ、県立石巻高校から早稲田大学文学部へ。作家になる前は共同通信社勤務(1970-1996年)。
逆境の中でも生きるために食べる人びとを、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、ポーランド、クロアチア、コソボ、ソマリア、ウガンダ、ロシア、ウクライナ、韓国などに取材したルポルタージュ。作中に出てくるコソボのデチャニ修道院は自分も訪ねた事があるので懐かしい。「人は、生まれ、食べ、眠り、又食べ、又眠り、、生きるために食べ、生きるために眠り、、やがて死ぬ」、誰しもが。
辺見庸作品は初めて読みましたが、波長が合うので、今後何作か読んでみる積もりです。