楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

瑞鳳殿(仙台市)

2022年10月4日(火)

柏へ帰るJRの切符を買いに歩いて仙台駅の緑の窓口へ。大きな駅でないと、大人の休日倶楽部の割引チケットは買えないので、ちと面倒。無事購入し、序でに足を伸ばして、向山の経ヶ峯にある仙台三十三観音第33番札所の大蔵寺観音堂と、伊達政宗公の御霊屋(廟所)瑞鳳殿にお参りに行きました。仙台駅から北目町経由、片平の東北大学の脇を通り、

霊屋橋(おたまやばし)で広瀬川を渡り、瑞鳳殿が建つ経ヶ峯に上る。片道4 kmほど。伊達62万石を表すと云う62段の石段を昇り、

チケット売場で拝観料570円を支払って入場、結界の涅槃門をくぐります。アオモリヒバの大樹を用いて造られた涅槃門は豪華な装飾を施され重厚そのもの、

何と蛙股は霊獣麒麟(きりん)の彫刻では有りませんか。これは嬉しい。😊

瑞鳳殿の前に進むと、扉が開いており、秋の特別ご開帳期間(10月1日~16日)の由、幸運にも伊達政宗公の尊像を拝むことができました。これ又嬉しい。😄

お参りしてから、資料館で瑞鳳殿の見所を紹介するビデオを観賞、再び瑞鳳殿をじっくり見学しました。見事な極彩色の彫刻群です。飛天、

鳳凰

獅子頭、伊達家家紋、

屋根の竜頭瓦など。

元の瑞鳳殿は、政宗死去の翌年の寛永十四年(1637年)、二代藩主伊達忠宗公により此処経ヶ峯に造営され、1931年国宝にも指定されましたが、昭和20年(1945年)の戦災で惜しくも焼失、現在の建物は1979年に再建されたもの。桃山文化の遺風を伝える江戸時代初期の豪華絢爛な廟建築が創建当時の姿で甦っています。本殿両脇の殉死者供養塔20基、

本殿入り口両側の家紋入り大香炉2基、

片倉小十郎奉納の石灯籠なども拝観してから退出しました。

次に隣の丘上に建つ感仙殿、善応殿、妙雲界廟の見学へ。瑞鳳殿の拝観券で共通に見学できますが、受付は無く、無料でも廟域に入ることが出来る?。

感仙殿は二代藩主忠宗公の廟所、

善応殿は三代藩主綱宗公の廟墓、

元の建物はやはり戦災で焼失し、どちらも1985年に再建されたもの、少し小ぶりだが瑞鳳殿同様華麗に荘厳されている。

感仙殿の右奥は妙雲界廟、九代藩主周宗(ちかむね)公、十一代藩主斉義(なりよし)公夫妻の墓がある。

歴代藩主の公子公女の墓域である御子様御廟はパスして、大蔵寺観音堂へ。