楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

大島温泉ホテル(伊豆大島)

2023年3月12日(日)

16時15分ホテルにチェックイン、二階の320号室に入る。海抜500mの三原山外輪山に建つ、地上2階地下1階、部屋数40室の中型ホテル(三ツ星)であるが、エレベーターは無く、とにかく設備が古い。320号室は純和室、9畳の座敷に2畳ほどのサンルーム(丸テーブルと籐椅子2脚付き)が付いている。

部屋入り口を飾る椿の花の折り紙は精一杯のおもてなし、この3年間は貧弱な医療体制の島に於ける新型コロナ感染のクラスター発生を恐れ、来島自粛を要請してきた為、観光が主力産業の島のダメージは甚大で、大島温泉ホテルも老朽化に拍車がかかったかも。

家内と交代で地階大浴場と露天風呂へ汗を流しに行く。温泉は、三原山5号井、単純温泉(低張性中性高温泉)、泉温84.2℃、湧出量毎分108リットル(動力揚湯)、pH6.6の源泉掛け流しである。洗い場は9口、やや熱めの内湯大浴場は10~15人、やや温めの露天風呂は5~10人は入れる広さ。サウナやジャグジーなどは無く素朴そのものであるが、露天風呂から目の前に三原山の大観が眺められる。

18:30~19:40夕食。メインは名物料理の椿フォンデュ、串刺しにされた伊勢エビ、ホタテ、白身魚、野菜、アシタバ等に衣をつけ、椿油を沸かした鍋の中で揚げながら、出来立て・揚げたてを食べるスタイル、なかなか美味しいです。

他に、白身魚 2種類のお造り、金目鯛の煮付け、茶碗蒸し、明日葉のごま和え、島豆腐、サザエ御飯、アサリの味噌汁など盛り沢山、締めのデザートは大島牛乳アイスでした。

キリン社のラガー中瓶(横浜工場製)は1本900円、島値段です。夕食後、もう一度交代で温泉に入りに行き、湯上がりに持参の一番搾り350ミリリットル缶を開けて打ち上げ、疲れたので早めに床につきました。(完)