2023年5月7日(日)
GWの最終日、大人の休日倶楽部主催の「100%源泉かけ流しでの湯浴みを満喫 富山県・魚津の一軒宿金太郎温泉3日間」に出かけました。五つ星ホテルというので楽しみです。
10:30雨中に家を出て、11:40には上野駅新幹線ホーム19番線到着、はくたか563号を待ちます。12:30乗車、6号車2D/2E席に座り、早速持参のお握りを食べました。14:40黒部宇奈月温泉駅到着。
ホテルの送迎バスに乗り込み、15分ほどで金太郎温泉到着。辺りには水田や麦畑が広がり、民家や工場も建ち、一軒宿というイメージではありません。初っ端から期待は外れました。日帰り入浴施設「カルナの館」が併設されており、大型駐車場はほぼ満車、秘湯どころか大型銭湯です。😆
本館・光風閣で受付を済ませ、鍵をもらって別館5階の533号室に入りました。15畳の和洋室で、2台のセミダブルベッド、窓際にテーブルと椅子2脚、近年リフォームしたようで内装は新しいものの安っぽく、無駄に広い感じ。シンプルで絵や掛軸もなし。座蒲団が6枚あるので、元は6人部屋?。五つ星かな~、これが。
TV、ミニ冷蔵庫、電気ポット、金庫、ドライヤーなどアメニティは一通り揃っていました。それと、ドトールのドリップコーヒー、緑茶、ほうじ茶が各2袋、お茶請けのお菓子「金太郎合わせ焼き」が2枚。
外は尚も大雨、風が強く、竹林は大揺れ、窓から見える筈の北アルプスの山々は雲の中です。
家内と交代で1階の温泉大浴場「壁画大浴殿」へ。男湯の壁画は「四季ノ花園」、日本芸術員会員にして文化功労者の陶芸家、浅蔵五十吉(1913-1998年)が作成した九谷焼の陶壁画で、大きいことは大きいです。
洗い場は21口、浴槽は3箇所、2箇所はまるでプールのように大きく、50人位は同時に入れます。硫化水素臭がするやや熱めのお湯は略透明、確かに源泉掛け流しの様ですが、浴槽のヴォリュームからすると、流入量は微々たるもの、う~ん。
金太郎温泉の開湯は昭和39年(1964年)、地下1000mまで掘削して温泉に当たり、動力揚湯しているようです。泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(高張性・中性・高温泉)。泉温73.5℃(浴用に供する場所)、加水、加温、濾過(循環)は無し。サウナはコロナ対策で使用中止、シャンプー類はPOLAでした。
館内も装飾は簡素ですが、「明日の私」という裸婦の立像がありました。
風呂上がりの手持ち無沙汰に、持参の一番搾り35缶を飲んでしまいました。19:15からの遅めの夕食は1階のレストラン「ガイア」、200人は同時に食べられる広さ、まるで学食。お風呂といい、食堂といい、昔の修学旅行を思い出します。ホタルイカのしゃぶしゃぶ、
サワラの煮魚、白魚の茶碗蒸し、名水豚の陶板焼き等食べました。上品ですが全般に薄味、揚げ物(天麩羅)がなく、特に感激するほどの料理はありません。本当に五つ星かな~?、魚津名物の蜃気楼のように、評価は揺らぎます。😅
まあ、これだけ大きい温泉ホテルを、コロナ禍の3年間を凌いで生き延びさせるのは、並大抵の苦労ではなかった筈、さぞ大変だったことでしょう。
NHKの「どうする家康」を観てから、今度はカルナの館へ。長い廊下で別館と繋がっています。やはり21口の洗い場、壁の手前に立山連峰をイメージした大岩が積み上げてある大浴槽の他に、サウナ、ジャグジー、寝湯、打たせ湯、足湯など色々な小浴槽が揃っています。露天風呂もありますが、屋根はなく、備え付けの菅笠を被って入ります。😅
日帰り入浴施設のカルナの館は23時30分までの営業、地元の方で遅くまで賑わっていました。これで初日は終了です。