楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

677. 浦戸諸島・桂島(塩竈市)

2024年1月24日(水)

昨日は松島湾に浮かぶ有人島浦戸諸島4島のハイキングに行きました。が、今季最強寒波の襲来で途中から風が強く波が高くなり、島間を結ぶ無料渡船が欠航になり、結局桂島しか歩けませんでした。

8:15出発、榴岡駅から仙石線に乗り本塩釜駅下車、9:15マリンゲート塩釜に着き、

自販機で桂島までの片道切符(520円)を購入し、

傍らの棚に置いてある浦戸諸島・島歩きマップをもらいます。塩釜市営汽船しおじ号に乗船、

乗客は15人ほどでスカスカ、これではとても採算は取れそうもありません。9:30出航。

海苔養殖の竹竿が立ち並ぶ航路を抜けて、9:55桂島の桟橋着。島は海風が超冷たい。先ずは松崎神社に参拝、神殿は覆屋の中に納められ、大事にされています。

松崎神社は塩竈神社末社14座の一つに数えられる由緒ある古社の由。社殿の右側からタブやツバキの林に延びる西海岸遊歩道に入り、白崎山展望台(今ニ)、二度森展望台(今一)、西の山展望台(まずまず)、

観月崎展望台(仁王島が見える )と巡り、10:35桂島海水浴場に降りました。

そこに建つトイレに感激です。

棟内は温風機で暖かく、個室はTOTOの温水洗浄便座付き、

おもてなしはバッチリ、感心しました。😊

今はシーズンオフですが、それにしても島内に人の姿がありません。島の中央高台に建つ桂島ステイ・ステーションに寄り道、

そこは旧浦戸第二小校舎を改修した漁業・農業体験研修施設ですが、従兄が校長先生をしていた学校だけに懐かしい。

今でも二宮金次郎像が建ち、校歌の碑が立っています。

菜の花畑を過ぎ、石濱神社に参拝。やはり覆屋の中に3つの社殿(山神を祀る)が納められています。

ひと登りして、11:20津森山山頂(標高61m)、浦戸諸島の最高点ですが三角点はありません。山頂には、昔、島民が雨乞いしたと伝わる雨降石が鎮座しています。

そこから石濱へ下る途中の森の中で、広葉樹の樹幹に傘を重ねる立派なきのこを発見(後述)、

真冬のきのこ、何だろう?。

11:40白石廣造邸跡、明治時代に石濱に白石商会を設立、回船業やラッコ猟などで財を成し、塩釜の発展に力を尽くした実業家、白石廣造の屋敷跡です。

12:00石濱の桟橋に着き、野々島に渡ろうと無料渡船の番号に電話すると、今日は風が強いので休みの由、それではと、12:14発の塩釜市営汽船うらと号に乗り、12:40塩釜港に戻りました。

本塩釜駅のホームで仙台行きの電車を待っていると、反対車線に、石ノ森章太郎作品のラッピング電車(マンガッタンライナー)が入ってきました。😊

浦戸諸島の残り3島(野々島、寒風沢島、朴島)は、近いうちに又出直します。