楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

魚津海岸散歩

2023年5月8日(月)

6:00起床、外は相変わらずの大雨、やれやれ。7:05朝食、和食を選ぶ。小さい器に色々な料理が盛り付けられて京都のおばんざいの様、味も薄味、ここのシェフは京料理を学んだ人かも。ニギスの干物とホタルイカの干物は珍味。

10時、ホテルのシャトルバスで魚津駅まで送ってもらう。天気が悪いので、皆さん温泉に浸かってゆっくりを決め込むようで、乗客は我々を含め4人のみ。

10:15魚津駅到着、今日は魚津の屋内観光、人気観光スポットの埋没林博物館と水族館を見学するつもり、先ずは歩いて魚津埋没林博物館へ。海岸へ向かって2km弱。正面が三角形の個性的建物2棟が並ぶのが埋没林博物館(の水中展示館と乾燥展示館)、入り口に高浜虚子の句碑「立山と蜃気楼あり魚津よし」が建つ。

受付で水族館との共通入場券(大人1,320円)を購入、

先ずはテーマ館2階のハイビジョンホールに入り、「光と風の芸術・蜃気楼」と「洞杉の記憶・魚津スギ物語」の2本の上映作品を観る、20分間。その後、国指定特別天然記念物の埋没林を、水中展示館

乾燥展示館

ドーム館の順に見学、2000年前に河川氾濫と海面上昇が複合して埋没したスギ原生林の跡であるが、根株のど迫力は半端ない。

11:45に退館すると、雨は上がっている。次は水族館へ。魚津海岸沿いに、しんきろうロードを南下すれば3km位。魚津港を過ぎ、

越中女一揆とも呼ばれる魚津米騒動発祥の地に出る。当時の旧十二銀行(現北陸銀行)の米庫が1棟、修理保存されている。

更に海岸通りを南下、今日はさすがに蜃気楼は見られないが、能登半島の山並みが近い。12:35遊園地ミラージュランドの隣に建つ魚津水族館到着、一帯は魚津総合公園である。広場に建つモニュメントは、魚津の夏の風物詩「たてもん祭り」をイメージしたものらしく、ひょっとして埋没林博物館の三角形も、90余の提灯を三角形に吊るし下げる山車「たてもん」を象ったものかも?。

魚津水族館の創設は大正二年(1913年)、現存する水族館では日本最古、日本海側では最大の規模を誇る。売りものの富山湾大水槽、深海魚リュウグウノツカイの剥製と標本、

深海魚アカナマダの剥製、

ホタルイカ

深海魚ザラビクニン(ゲンゲの仲間)などを一通り見学する。総合水族館ではあるが、ごたごたし過ぎの感じ、もっと富山湾の深海魚に特化するなど、メリハリのある展示に徹する方が良い。

水族館前から14:12発の東回り市民バスに乗り(1乗車200円)、14:40魚津駅前に戻る。

駅待合室でホテルのシャトルバスを待ち、15:40金太郎温泉に帰着。天気は回復、部屋の窓から僧ケ岳、毛勝三山、劔岳、奥大日岳、立山連峰(多分?、山座同定アプリ・AR山ナビを使ってみましたが、確とは分かりません)が見える。

雄大な景色を眺めながら優雅に読書、辺見庸著「もの食う人びと」を読み進める。

18:00-19:00夕食、キリンの一番搾り中瓶を飲む。

料理は、茹でたズワイガニが出たもののほんの少し、メインは国産牛のすき煮、やはり今一。部屋で一休みしてから、壁画大浴殿とカルナの館の温泉を梯子、これで2日めが終了。明日は黒部宇奈月温泉駅11:34発はくたか560号で帰る。大人の休日倶楽部の旅行は「ゆっくり出発・早めの帰着」が基本、時間が勿体なく、元気な老人には向いていない。😆