楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

白樺文学館(我孫子市)

2023年9月24日(日)

午後から家内と一緒に、我孫子市の、手賀沼湖畔近くに建つ白樺文学館に「式場隆三郎展」を見学に行く。入館料は大人300円。

式場隆三郎(1898-1965)は新潟県五泉市出身、精神科医にして文筆家・実業家であり、市川市国府台にある医療法人式場病院の初代院長。ゴッホを日本に紹介し、山下清の才能を見い出して世の中に送り出したことで知られる。

新潟医学専門学校(現・新潟大学医学部)在学中に雑誌「白樺」を愛読し、柳宗悦白樺派の人々と知り合い、彼らの民藝運動から大きな影響を受けて、生涯かけて愛情豊かな自立と共生の社会建設に邁進した。

文学館の小さな館内の展示室一杯に、式場コレクションのゴッホ複製画(「自画像」「ひまわり」)、山下清の作品(「花火」など)、濱田庄司の作品、関連図書が並べられています。先日、NHKで紹介された効果もあって、珍しく見学者が多い中、約1時間ゆっくり観覧してから退館。道向かいの志賀直哉旧居に立ち寄り、

斜面に林立していたシロオニタケ(有毒)の状態の良いものの写真を撮影し、

引き揚げました。