2023年1月23日(月)
このところ二見書房の山岳名著シリーズに嵌まっています。今回は大学の大先輩でもある岡田喜秋(1926年~)の「青春の山想」を読みました。
岡田喜秋は東京都出身、高校時代を松本、大学時代を仙台で過ごし、1947年日本交通公社に入社、1959年から同社発行の旅行雑誌「旅」の編集長を12年間努め、名編集長と謳われています。
本書には、終戦直後を過ごした大学時代に岡田喜秋が登った仙台近郊の山々が、例えば「みちのくの山の魅力」の項には、泉ヶ岳、船形山、太白山、八木山、鹿狼山(かろうさん)、戸神山、大東岳などが、「仙台の地平線」の項には、七ツ森、青麻山(あおそやま)などが、又「船形山の一夜」の項には、升沢コースを登って、誰もいない山頂の潰れた小屋で一泊した思い出が綴られていますが、私も1978年8月10日に定義温泉から後白髪山に登り、蛇ケ岳湿原で野宿、翌朝船形山に登頂し、帰路は蛇ケ岳、三峰山、北泉岳経由、結局山中誰にも会わず泉ヶ岳バス停に下山したことがあります。まだ30歳を少し出たばかりの元気な頃、単独行でテントも持たず、初めて山中野宿したのが、船形山でした。😆