2023年8月22日(火)
月山に登るのは今回で四度目、最初は1998年7月25日(単独、所要4時間45分)、二回目が1999年7月17日(同行:仙台の山仲間、所要6時間45分)、三回目が2014年9月23日(同行:妻、所要6時間30分)。コースは全て同じで、姥沢駐車場~ペアリフト~姥ヶ岳~牛首~月山~牛首~姥沢口コース~姥沢駐車場。
4:50起床、6:40出発。仙台宮城IC~西川IC間は東北道と山形道を走る。8:50登山口の姥沢駐車場到着、入口で月山環境整備運営 駐車等協力金1000円(車1台につき1日)を支払う。
9年前の前回は、月山美化協力金という名目で入山料が1人200円だったが、、。姥沢駐車場の標高は既に1160mあるが、カンカン照りで全く涼しくない。
9:30ペアリフト乗り場(標高1230m)、そこまでで汗だく。
妻は、今年3月の伊豆大島三原山以来の久しぶりの山歩き、それに加えて、夏風邪が長引き、咳が出て苦しそうで、山頂までは無理かも。とりあえず片道800円(9年前は580円!)のリフト乗車券を2枚買い、標高1500mの上駅へ向かう。リフト下の草原はオヤマリンドウとヨツバヒヨドリの花盛り、でも山形県の今夏は高温少雨、些か元気がない。9:50リフト上駅、姥ヶ岳休憩所が建つ。
そこから姥ヶ岳への上りはかなりの急坂、妻は呼吸が苦しく今日の登頂は諦め下山、駐車場へと引き返す。
10:30姥ヶ岳山頂(標高1670m)、アキノキリンソウやウメバチソウが咲いている。
近くの山や下界は見えるが遠くの山並みの観望は今一、ガスっている。時折吹く風は涼しいが、やはり暑い。三等三角点にタッチして先を急ぐ。
10:50金姥(標高1650m)、湯殿山神社へのコースが左に分岐する。白装束に身を固めた出羽三山講一行の「懺悔 懺悔 六根清浄」を唱える声、時折吹き鳴らす法螺貝の音が、月山の青い山々に鳴り響く。道端に咲くミヤマリンドウが可憐。
11:20牛首(標高1700m)、右に姥沢駐車場・リフト上駅に通じるコースが分岐する。小休止、家内にLINEでメールを送る。
そこから先の岩ゴロゴロの上りがきつい。こんなにキツかったかな~、暑さのせい?、歳のせい?、度々休憩し水を飲む。キリンのソルティライチの500mlペットボトルがたちまち空になる。今日の妻の体調では戻って正解、下手すれば救助ヘリを要請する羽目になる。
12:40漸く懺悔坂を上りきり、山頂の一端に出る。
傍らに、芭蕉句碑「雲の峯 いくつ崩れて 月の山」が建つ。芭蕉が月山に登ったのは、今から334年前の1689年7月22日。
山頂小屋は今夏の少雨に因る水不足で営業休止中、先ずは初めての一等三角点を目指す。月山神社の右手、羽黒口コースを進み、神社の後ろへ廻り込んで、高みへ上がる。13:10一等三角点山頂(標高1979.82 m)に着く。
神社の建つ最高点より5m低いが、4度めにして初めて触れる。
古来より月山は死者を祀る霊峰とされており、これが弟の50回忌の供養の納め。
13:20月山神社にお参りする。
月山神社のご使者はウサギ、休憩所内に立派な木彫像が奉納してある。
拝殿で家内安全を祈願してから、札所で卯歳月山守りを受け、1000円を納める。
今年は卯年、卯年は月山の御縁年であり、その年に参拝すると、12年分の御利益があるとされる。😊
頂上草原にはハクサンフウロが多い。岩場の急坂を慎重に下って、14:20漸く牛首、キツい、大休止。右膝が痛みだし、エアーサロンパスを噴霧しつつ先を急ぐ。リフト上駅への分岐を見送り、姥沢口コースに進むと、手の切れるほど冷たい沢水の流れ込みが何ヵ所かあり、タオルを濡らして首筋や膝を冷やす。生き返る。家内を6時間も待たせて、16:00漸く車に戻る。18000歩、疲れました。
帰路は一般道、道の駅西川に立ち寄りアイスクリーム・オフ、運転を交代しながら、19:15無事帰宅。