楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

星亮一著「斗南(となみ)藩」

2025年6月18日(水)

星 亮一著「斗南藩~「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起」読了。

伊香保温泉旅行の記念に徳冨蘆花著「不如帰」を読んだところ、明治新政府の役人たち(多くは薩長土肥出身者)が、豪華な邸宅に住み、大人数の使用人を雇い、美妾を蓄える等、まるで旧大名さながらの贅沢な暮らしをしていた事を知り、相手方の、戊辰戦争に敗れた会津藩士のその後を、本書にて確かめる事になりました。

著者は私と同じ仙台市の生まれ、しかも学部は違いますが大学の大先輩、親しみが持てます。福島民報記者等を経て、現在は歴史作家、戊辰戦争研究会を主宰。「奥羽越列藩同盟」など、戊辰戦争明治維新をテーマにした著作物が多いようです。

長州の木戸孝允桂小五郎)が主導した会津藩に対する下北の地(当時は不毛の大地)への挙藩流罪の厳罰は、戊辰戦争から157年経った今日でも、長州人に対するしこりとして、会津人には根強く残っており、「長州と仲良くはするが(建前)、仲直りはしない(本音)」という格言まである由。奥羽越列藩同盟側の東北人には(私位の年代までかもしれませんが)、多かれ少なかれ同じ気分が流れており、明治150年(2018年)に際し「平成の薩長土肥連盟」誕生を呼び掛けた先の安部首相といい、薩長土肥側の人間はどうも好きになれません。🤔

現役時代は転勤族、広島や福岡にも工場があり、毎年3月の辞令の時期はヒヤヒヤしましたが、結局、西国の事業所勤務を免れたことは幸いでした。😅