2021年3月11日(木)
写真は、関東一の古刹と云われる鹿野山神野寺の観音堂のご本尊、十一面観世音菩薩。東日本大震災で亡くなられた18,425人のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
摩可般若波羅密多心経 観自在菩薩。行深般若波羅蜜多時。照見五蘊皆空。度一切苦厄。舎利子。色不異空。空不異色。色即是空。空即是色。受想行識。亦復如是。舎利子。是諸法空相。不生不滅。不垢不浄。不増不減。是故空中。無色無受想行色。無眼耳鼻舌身意。無色声香味触法。無眼界乃至無意識界。無無明亦無無明尽。乃至無老死。亦無老死尽。無苦集滅道。無智亦無得。以無所得故。菩提薩た。依般若波羅蜜多故。心無罫礙。無罫礙故。無有恐怖。遠離一切巓倒夢想。究竟涅槃。三世諸仏。依般若波羅蜜多故。得阿耨多羅三みゃく三菩提。故知般若波羅蜜多。是大神呪。是大明呪。是無上呪。是無等等呪。能除一切苦。真実不虚。故説般若波羅蜜多呪。即説呪日。羯諦羯諦。波羅羯諦。波羅僧羯諦。菩提薩婆訶。般若心経。
(スマホでは変換できない漢字があり申し訳ありません)
コフキサルノコシカケ(根木内歴史公園)
2021年3月3日(水)
近所の根木内歴史公園の、シラカシの根際に、立派なコフキサルノコシカケが発生しています。2年生か3年生、ほれぼれします。
647. 鹿野山(君津市)
2021年2月28日(日)
今日は家内と鹿野山ハイキング。鹿野山は愛宕山に次ぐ千葉県第二の高峰(標高379m)であり、東峰、中央峰、西峰から成る東西に長い山である。東峰の白鳥峰(379m)の直下には白鳥神社が祀られ、中央峰の熊野峰(376m)の直下には神野寺が建つ。そして西峰の春日峰(352m)には一等三角点が置かれ、傍らに地理院測地観測所が建つ。また、山頂直下に春日神社が祀られている。
9:25出発、千葉北ICから木更津南IC間は館山道を走り、12:00鹿野山神野寺駐車場到着、すでに山頂の一画なので車で登る山である。まずは、聖徳太子創建(598年)と伝えられ、関東一の古刹と云う神野寺に参詣する。
神野寺(真言宗)は榛名山、筑波山と並ぶ関東三大修験道の一山、昔は各種講で栄えたようだが、今は門前町も寂れている。仁王門をくぐり、千葉県指定有形文化財の本堂にお参りする。
ご本尊は薬師如来と軍荼利明王の二尊、厨子中の秘仏で直接は拝めない。観音堂の十一面観音菩薩、撫で観音にもお参りし、本堂裏の高みにある奥の院・飯縄宮殿(白狐に乗った烏天狗がご本尊で秘仏)にも詣る。この辺りが熊野峰か?。
神野寺を後にし、次は西峰の一等三角点を目指す。県道を1kmほど歩いて、古い道標が建つ地点から右折、春日神社の鳥居をくぐり参道(山道)を登る。春日神社に出てお参りし、社殿の左手の藪道を上がると、元春日神社跡の小広場に出て、その先に漸く一等三角点が置かれた鹿野山山頂に着く。藪の中で見晴らしはなし。傍らに国土地理院測地観測所(地磁気の観測所)が建つが、今は人の気配はない。
帰りは敷地内から取り付け道路を歩いて県道に出て車に戻る。13:25車中でお昼を食べる。今度は東へ県道を1km歩き、14:00九十九谷展望公園到着。九十九谷の景観にゴルフ場が2箇所見えては、売り物の幽玄な趣きは薄れている。
道向かいにある白鳥神社にお参り、日本武尊を祀る社だけに傍らに弟橘比売神社も建つ。
更に社殿の後ろの山に登ると、山頂に「日本武草薙」銘の石剣が祀られている。そこが鹿野山の最高地点の白鳥峰(標高379m)である。
15:00車に戻る。3時間、5km、11000歩のハイキングでした。帰りは一般道を走り18:35無事帰宅、走行距離196km。
房総穴場巡り(4)船越鉈切神社(館山市)
2021年2月23日(火)
15:30館山市浜田にある船越鉈切(なたぎり)神社到着、境内の公民館前に車を駐める。道路を挟んで海側に海南刀切(なたぎり)神社も建つ。先ずは船越鉈切神社にお参りする。タブノキの巨樹が鬱蒼と繁る参道を弛く上って行くと、
拝殿と独木船(まるきぶね)の収蔵庫が建つ。拝殿は千葉県指定史跡の「鉈切洞窟」(高さ4m、幅6m、奥行き36mの海蝕洞窟で縄文時代後期の土器等出土)の前面に建ち、
洞窟内に本殿があり、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が祀られている。何やらミステリアス、神秘的な空間は正に穴場。
次いで道向かいの海南刀切神社へ。
こちらは拝殿の後ろの二つに断ち割られた巨岩が御神体かも、祭神は刀切大明神とされているが、どのような神なのか。
拝殿の中は奥の間仕切りに赤鬼青鬼が描かれた板戸が見えるだけで何もない。但し、拝殿の彫刻群は見事、正面扉の両側に彫られた「天の岩戸伝説」、「素戔嗚尊の八岐の大蛇退治」は見応えがある。
明治時代の安房郡北條村の彫工、後藤庄三郎忠明とその門人の作とのこと、見事な技である。これで穴場巡りは終了、まだまだ知らない所がある。
佐久間ダム(鋸南町)
2021年2月23日(火)
佐久間ダムは千葉県内のサクラの名所中第8位、ダム湖畔を彩る頼朝桜(河津桜)と水仙が売りである。12:50ダム湖畔到着、駐車場は湖畔沿いに沢山あるが、どこもかしこも略満車。展望台下の駐車場に漸く空きを見つけてハスラーを駐める。湖畔の駐車場は全てが無料、今時信じられない。鋸南町は極めて良心的、おもてなしに頭が下がる。先ずは展望台に上がって、佐久間ダムと周囲の山々、大崩集落を眺める。
頼朝桜と水仙はやや盛りを過ぎた感じ、それでもまあ美しい。
展望台から湖畔に降りてダム湖を一周、梅の花が匂う。
農業用水ダムで流入河川が少なく、水色が優れない点が惜しまれる。14:20車に戻り、次は穴場巡りに戻り、館山市の船越鉈切神社へ。