楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

688. 七ツ森全山周回(七山駆け)

2025年4月12日(土)

昨日は過去に五山駆け、六山駆けをした事はありますが、一日で七山全てを縦走した事がない七ツ森を全山歩いてきました。七山目のたんがら森への途中、右足首を痛めるアクシデントもあり、帰りの長い車道歩きでは悪戦苦闘、14.6km、27,250歩、10時間の長丁場になりました。

7:30出発、リュックを担いで原ノ町の有料駐車場へ行きタントを回収、途中卸町のGSで給油、仙台バイパスを走り、8:55登山口の信楽寺(しんぎょうじ)跡無料駐車場到着、先着2台。

信楽寺は七ツ森巡拝の入拝を司る名刹であった由、先ずは寺域最上部の奥の院(伝薬師堂)跡に建つ観音堂にお参りし、入山の挨拶を致しました。

東北自然歩道(七ツ森自然遊歩道)に戻り、山麓カフェのモカモアの前を通って右折、いよいよ七薬師掛けコースに入り、一番の松倉山山頂を目指します。

杉林を抜けるとその先は急登の連続、張り巡らしてあるロープの助けを借りて上へ上へ。何回登っても相変わらずの厳しさ。斜面にはカタクリニリンソウの花が可憐に咲き、独り占めが勿体ないほど、東北の里山はインバウンドとは無縁なのが嬉しいです。

10:10松倉山山頂(標高291m)、一等三角点が置かれていますが、そこから少し離れた場所に山頂標識と薬師如来像があります。

各山頂に祀られている薬師如来像は、宝暦12年(1762年)5月、山麓の宮床館主家臣八巻景任・景長親子が背負い上げて安置したもの、昔の人の信仰心は凄まじい限り。

次は二番の撫倉山へ。下りも猛烈、最低鞍部(130m)までロープに縋りながら下りに下ります。ネコノメソウやアカバエンレイソウが咲く中腹を時計回りにじわじわ上がって行きます。頂上直下の最後のロープ場がきつい。

11:20撫倉山山頂(標高356m)、本日のコース中最高点で、眼下に仙台平野が広がる大展望、笹倉山と七ツ森湖の眺めもなかなか。

次は三番の大倉山へ、痩せ尾根をロープや梯子で急降下。

大倉山との鞍部(223m)に降り立つと、カタクリの群生地があり、キクザキイチゲやスミレが咲いています。そこからの急な登り返しはロープに掴まり掴まり、フーハー、フーハー喘ぎながら。七ツ森は低山ながら直登と直下降の繰り返し、本当にしんどいです。多分2000~2500m級の山を登るのと変わらないアルバイトを強いられます。

12:30大倉山山頂(標高327m)、薄皮ピーナッツパン2個と干しいもを食べエネルギー補給、生茶を飲みました。

一服してから四番の鉢(蜂)倉山へ向かいます。いつものように四等三角点(大倉山)に触れてから、その先の踏み跡を下山します。

急斜面の下降路はアカマツの倒木やかかり木が多く息が抜けません。松食虫の被害はここでも凄まじいものがあります。

13:30ようやく蜂倉山山頂(標高289m)、今日4人めとなる地元大和町の男性ハイカーと出会い、少し山談義。

蜂倉山からの下り斜面はイワウチワの群生地、可憐な花が風に揺れてます。七ツ森は全山が花の山、又、山中で目立つ白い傘の大型硬質菌はホウロクタケのようです。

五番の鎌倉山へ登る途中から雨が落ちてきました。やれやれ、さすがに疲れて小休止の連続です。

14:55鎌倉山山頂(標高313m)、時間も遅く誰も居ません。チョコレートを食べエネルギー補給、ホットコーヒーも飲みました。

さあ、次は六番の遂倉山へ。鞍部へ下る途中に巨大な自然石に彫られた「南無妙法蓮華経」碑が建っています。奉納したのは但木成行仙台藩家老で吉岡千五百石領主)、天保13年(1842)の事。

鞍部(213m)まで下って遂倉山へ登り返し、見た目は険しい山容ですが登山道は稲妻状にジグザグに切られており、これまでで一番楽かも、が、そろそろ両腿が痛みだしました。

15:45遂倉山山頂(標高308m)、ここは三度め、これで六山駆け達成です。展望台が建っていますが、今回は上がる元気なし、生茶とホットコーヒーで一服しました。

長居は無用と下山にかかり、15:55たがら森分岐点(標高275 m)。そこから最低鞍部へ下る途中の急坂で浮き石に乗って転倒、右足首を捻ってしまう痛恨のミス、疲れから注意力が散漫になったもの。何とか歩けるので足を引きずりながら前進、16:15最低鞍部(標高169m)、

そこから左へエスケープルートがあるが初志貫徹、たがら森へ。

16:35たがら森山頂(標高232m)、前回(2011年4月21日)訪れた時は欠けていた石仏の頭部が何時の間にか補修されています。

この石像は薬師如来ではなく文殊菩薩とのこと、七薬師掛け達成にはダム湖対岸にそびえる笹倉山へ登る必要がありますが、満身創痍の今日はここまで、ま、七山駆け達成したので良しとします。

最後のホットコーヒーをのみ終え、玉ケ池へ続く踏み跡を下山、これ又ハードコース、足首は痛むし息が抜けません。慎重!慎重!と自分に言い聞かせながら、ロープに掴まり掴まり下りました。

17:25漸く車道(標高66m)に下山、そこから駐車場までは長く遠い道のり、足を引きずりながら懸命に歩きました。17:45南川ダム堤、

18:00湖畔遊歩道を歩ききって車道出合、18:30とうとう日没、最後は月明かりのウォーキングになりました。トホホ。

18:50何とか生還、よろよろになって駐車場の車に辿りつきました。登山アプリ・ジオグラフィカの記録は14.6km、10時間、万歩計は27,250歩の長丁場でした。19:55マンションに無事到着。お疲れ様。