楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

653. 鯨山(岩手県山田町)

2021年9月27日(月)
5:50起床。ハスラーに純正寝具マット、毛布、水物が入ったクーラーボックス、食料品、着替え、リュック、登山靴等を積み込み、三陸道全線走破の旅に出る。出来れば終点の八戸市から更に足を延ばし、下北半島最東端の尻屋崎まで行く積もり。朝食を済ませ、7:15出発。利府町のGSで給油、8:45鳴瀬奥松島ICから三陸自動車道の無料区間に入る。11:20山田町の岩手県立陸中海岸青少年の家(標高105m)到着、出発から214km。
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行き掛けの駄賃に東北百名山の一つ、鯨山に登る。青少年の家の館内で登山者名簿に記帳、今日は平日のせいか他に誰の名前もない。クマ避けの鈴の貸出しが有る。ひぇ~クマ居るの?、こんな海際の山に?、自分の鈴は置いてきたよ。建物の左側から登山道が始まる。アカマツ交じりの雑木林できのこ採りには良さそう。一見美味なアミッコ(アミタケ)に見えるのは、食不適のキチチタケで残念!。12:30ロータリーの家コース合流点(標高357m)、五葉山が見えると案内板にあるが木立が邪魔。12:35稜線(標高385m)に上がる。そこからは左に船越湾を見下ろしながらの快適な稜線歩き。やっ!松茸?と思ったらアカカバイロタケ、まさかね。
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登山道の直ぐ下に林道が開削されている。一旦下って、大沢川コース合流点の鞍部(標高350m)に着く。そこからは太い漁業用ロープや鎖に掴まっての急登、低山と思い侮っていたが結構きつい。
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みちのく潮風トレイルはきついね。13:55漸く山頂の鯨山神社に着く。
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お参りしてから、南側広場の二等三角点にタッチ、岩手県の山の13座目である。
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傍らにブロック造りの避難小屋?が建つ。船越湾&大槌湾の眺めは絶景、右側に大槌湾を挟む吉里吉里半島と箱崎半島が伸びる。
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左側には船越半島とタブの大島、そして5月に登った霞露ヶ岳が麗しく見える。
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素晴らしい。
絶景を堪能した後の14:10下山開始、14:45大沢川コース合流点。ピストンは能がないので、そこから大沢川コースを下る。沢の右岸沿いに下って行く荒れた林道は、岩ゴロゴロ且つえぐれており歩きにくい。森を抜けて左岸へ渡ると、伐採地に出て視界が開ける。又、船越半島の海岸線が見える。伐採用の広い林道を下って行くと、ひょっこり青少年の家の真下に飛び出る。再び館内で帰着時間を名簿に記入、御礼を言って15:30車に戻る。休憩含め歩程4時間、スマホの記録では7.1km、13000歩、疲れました。(続く)

アカハツ

2021年9月27日(月)
昨日は、お墓参りから戻って東西両ベランダの鳩の糞掃除を終えてから、下の榴ヶ岡公園できのこ観察。
雨が暫く降っていないのか、フィールドは乾燥気味で、アカハツを1本見つけるのがやっと。
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他には、アセタケ属、チチアワタケ、ベニタケ属、マツオウジ、モリノカレバタケ属など。
園内は学生、家族連れ、カップル、ジョギングする人、犬の散歩の人などで賑わう。

秋彼岸・お墓参り

2021年9月26日(日)
昨日、常磐道国道6号線を使って仙台に車で帰省、5月以来4ヶ月ぶり。ぎりぎりお彼岸(9月20日~26日)の明け日にお墓参りが間に合いました。千葉県からの来訪者は、今のコロナ禍では招かれざる客、車に貼り紙されたり、汚されたり、傷付けられる恐れがあるので、近くの目立たないコインパーキングにそっと置きました。
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今日は朝一番に仏壇にお茶と水、千疋屋のゼリー、Foundryのサブレタルト、シャインマスカットを供え、お線香をあげました。般若心経他の曹洞宗のお経をCDで3回鳴らし、そのあと菩提寺の大林寺へ歩いてお墓参り。途中、宮城生協榴ヶ岡店で生花を買い、墓前に供えました。自分で唱えることもできますが、スマホのユーチューブで般若心経を読経してもらい、一緒に唱和しながら、ご先祖さま、両親、弟の菩提を弔いました。
最期に、先亡諸霊回向文「十方三世一切佛(じーほうさんしーいーしーふー) 諸尊菩薩摩訶薩(しーそんぶーさーもーこーさー)摩訶般若波羅蜜(もーこーほーじやほーろーみー)」を唱え又来年です。
長男なので仕方がありませんが、墓守、仏壇守りは、年々歳歳大変になってきます。

馳星周著「少年と犬」

2021年9月25日(土)
第163回直木賞(2020年)受賞作品。2011年3月の東日本大震災で飼い主が亡くなったり、避難先の事情から飼えなくなって、いわゆる被災ペット、放浪ペットが多数発生した事実と、大津波原発事故で土地家屋を失い、故郷を離れて余所の土地で暮らさざるを得なくなった避難者が多数発生した事実、更に2016年4月に発生した熊本地震で、東日本大震災からの避難者が二重に被災した事例があった事から構想されたロード(旅)小説。
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主役は「多聞」という名の雑種犬、大震災で飼い主が亡くなり、幼馴染み?の少年を訪ねて、岩手県釜石市から避難先の熊本県まで放浪の旅を重ねます。さくさく読めますが、その中に、山中で熊と接近し、同伴のトレラン男性(放浪途中の一時庇護者)に危険を事前に知らせる場面が出てきます。
我が家で飼っていた「レミ」(柏市の動物愛護センターから貰い受けた雌の雑種犬、家なき子レミから命名しました😊)も、クマの巣と呼ばれる宮城県の船形山塊にはクマセンサーとして度々連れて行きましたが、一度前方の藪の中に熊がいることを早々に感知し、尻尾を下げて後退りして知らせてくれた事があります😅。お陰で「ウオォ~」と云う威嚇の吠え声を近くで聞かされただけで済み、事なきを得ました。
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レミと一緒に登った山は全て宮城県の山で、船形山、柴倉山、寒風山、北面白山、雁戸山、釜房山、禿岳、栗駒山など。11歳で亡くなりましたが、優秀な番犬で、且つ最期まで忠実でした。

家庭菜園(32)二十日大根と紅はるか

2021年9月24日(金)
8月30日に種を蒔いた赤丸はつか大根を初収穫、とりあえず10個。種はダイソーで2袋100円で購入しました。二十日大根の名前通り、種蒔きから25日目の収穫です。😊
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更に、サツマイモ紅はるかの試し掘り1株。収量は1.2kg、まだ芋が細く早いようです。😆
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花梨飴

2021年9月24日(金)
昨日は朝からカリン飴作り、先ずは果実12個を八つ割して種や虫食い部分を除き、更にざく切りにすると1.7kgになりました。カリンは堅いので指を落とさないように気を遣います。
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ざく切り果実を大鍋に入れ、水を1.5リットル加えて中火で60分煮沸、エキスを抽出します。抽出液を別の鍋に移し、もう一度ざく切り果実に水1リットルを加え、10分間煮沸抽出します。
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抽出液を合わせると約1.5リットル、これに砂糖1kgを加え、弱火で1.2リットルくらいまで煮詰めます。
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煮沸消毒したジャム瓶に分注すると、初めはさらさらですが、冷えると固まります😀。

カスミ商品券大当たり!

2021年9月23日(木)
郵便受けを覗いた家内が「やったー!」と大喜び、何事かと思ったら、カスミ60周年記念キャンペーン第5弾に応募したところ、カスミ商品券1万円分に当選したとの葉書、年金が雀の涙の家内には思いがけない臨時収入です。
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近所のスーパー、カスミには食糧品の購入に毎日通っています。やれ10%の割引券がもらえる日、やれヨーグルトが3割引の日、年間通算で60万円くらいは使うでしょうか。まぁこれくらいはね。

定点観察・手賀の丘公園

2021年9月23日(木)
親戚に頂きもののお返しに行った序に、手賀の丘公園へ足を延ばしてきのこ観察。
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公園内の殆どのスペースが今やオートキャンプ場に変わり、かつて遊歩道だった所を車が走り回る。危なくて仕様がない。バードウォッチング初めきのこ等自然観察には極めて不向き、最早お金を落とさない人間はお呼びじゃありません。
コゲチャイヌシメジのシロも、シラゲカヤタケのシロも、スッポンタケのシロも切り開かれて壊滅状態、悲しいです。
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それでも今日は10年ぶりにツチヒラタケとの出逢いがあったので、まぁ良しとしましょう。

山葡萄仕事

2021年9月22日(水)
昨日は午後から夜中までかかってヤマブドウの加工品3種類をつくりました。先ずは穂軸から果実を外します。栽培品なのでヤマブドウにしては大粒ですが、3kgもあるので、家内と総掛かりの大仕事です。😆
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2kgはジャムとジュースを作りました。果実を大鍋に入れ(水は加えません)、軽く沸騰するまで加熱します。ヘラで潰して冷めたところで網籠で濾し、果汁と果皮&種を分離します。一番搾り果汁は、重量比50%の砂糖を加えて20分間煮沸、ジャムが5瓶出来ました。😀
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分離した果皮&種を鍋にとり、水1リットルと砂糖150gを加え、10分間煮沸します。冷めたら網籠で濾し二番搾りを取るとジュースになります。同様の操作を繰り返し、三番搾りを取り、二番搾りと混合して山葡萄ジュースが2リットル出来ました。😊
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残りの1kgの果実は広口瓶に入れて、同じ量の砂糖を被せ、シロップにします。
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1月も経てば美味しく出来上がります。いつもご馳走さま!。

山葡萄🍇到来!

2021年9月22日(水)
大栗に続き、クール宅急便で我が家に到来したのは、仙台に住む息子からのプレゼント、山形県西川町産の大量のヤマブドウです。3kg!。
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西川町は月山山麓にある町、道の駅にしかわ・いきいき直売所で購入したようです。生産者は木村登久子さん、山畠での栽培品でしょうか。
これだけあれば、ジャムやシロップ等いろいろ作れます。いつもご馳走さま!。

大栗🌰到来!

2021年9月21日(火)
昨日、柏市内の息子のお嫁さん実家から、今年の新玄米(ふさおとめ或いはコシヒカリ?)30kgと、大きな栽培栗4.5kgを頂戴しました。
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毎年この時期に頂いており、玄米は少しずつ精米し、今後一年間美味しく頂きます。大きな栗は自家保有の栗林で採集したもので、私も一度栗拾いを楽しませてもらった事があります。栗は家内の大好物、茹で栗、栗ご飯、渋皮煮、栗きんとん、栗羊羮、etc、に加工されます。これで我が家も暫く平穏です。S様、いつもありがとうございます。

コムラサキシメジ

2021年9月20日(月)
台風一過、2日連続秋晴れ。観光客も観光地もほっとしていることでしょう。午前、近所の根木内歴史公園を散歩。といっても私の場合はきのこ観察が主。
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七つ道具の入った籠を持ち、途中スタバのエスプレッソで一服して園内を巡回。f:id:rakuzanrakusui:20210920114309j:plain
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きのこはコムラサキシメジを見つけるのがやっと、ソクズ(クサニワトコ)やヒガンバナが咲き、
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ヤブミョウガは花と実を着けていました。2500歩。

川越宗一著「熱源」

2021年9月20日(月)
第162回(2020年)直木賞受賞作品。
2018年10月のポーランド旅行の復習に今年の1月、沢田和彦著「ブロニスワフ・ピウスツキ伝 、〈アイヌ王〉と呼ばれたポーランド人」を読みましたが、偶然なことに、本作も政治犯流刑囚ピウスツキと樺太アイヌの交流を綴る小説でした。
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関連文献を渉猟し、史実に基づいて構築されたフィクションは、ピウスツキ側だけでなく、樺太アイヌを始めオロッコやギリヤークなど少数民族の人々の生き様にも力点が置かれてあり、十分読み応えがありました。

定点観察・船橋県民の森

2021年9月19日(日)
一昨日の午後、久しぶりに船橋県民の森と、隣接する青少年キャンプ場できのこ観察。結果は期待外れ、地上生きのこがさっぱり出ていない。その上、園内各所にビニールテープが張り巡らされ、至るところが立ち入り禁止、クヌギ、コナラ、シラカシなどドングリの成る樹木に大々的に楢枯れが発生しており、落枝による危険防止の為である。出合ったのは材上菌(木材腐朽菌)を主体に、アイバカラハツモドキ(仮称)、アカキツネガサ、オオチリメンタケ
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オニタケ、カイガラタケ、カレバキツネタケ、クサイロハツ、クロハツ、コトヒラシロテングタケコフキサルノコシカケ、シロヌメリカラカサタケ、
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シロハカワラタケ、シロハツ、スジウチワタケモドキ、スルメタケ、チャカイガラタケ、ツルタケ、ネンドタケ
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ヒイロタケ、ホウロクタケ、ムササビタケ、ムジナイッポンシメジ(仮称)、
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モリノカレバタケ属など。
藪蚊の猛攻を、虫除けスプレーと、腰にぶら下げた蚊取り線香で交わしながらの2時間、8000歩の森の散策でした。