楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

野生木の実の果実酒作り

2021年10月9日(土)
下北半島の尻屋崎で採集した木の実を、同じ量の氷砂糖とホワイトリカーを加えて果実酒を作りました。左から右にヤマブドウ酒、ガマズミ酒、アキグミ酒、半年も経てば美味しいリキュールが出来上がるでしょう。
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家庭菜園(35)中カブ

2021年10月8日(金)
赤丸二十日大根に遅れること14日、8月30日に種蒔きした中カブが取れ始めました。
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家内は一昨日の慈恵医大付属柏病院の血液検査の結果、数値が漸く回復し5ヶ月ぶりに定期通院からご赦免、私は新型コロナウィルスワクチンの2回目の接種が、同じく一昨日無事終わり、昨日は副反応も出なかったので、我が家の視界はいきなり良好になりました。なので、中カブと赤丸二十日大根を使って、紅白の一夜漬けを作り、ささやかに御祝いします。

山栗祭り

2021年10月7日(木)
家内がギンナン拾いに行くなら、私は栗拾いに出動します。我が家は、年間通してきのこや木の実、山菜を採集し、魚を捕りにも行くので、いまだに縄文人の暮らしを色濃く追求しています。
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市内某公園の人の入らない藪の中に2本立つ栗の木、競争相手はいません。藪蚊の襲撃を腰に下げた蚊取り線香と虫除けスプレーでかわしながら、トングで1個1個拾いあげます。その最中にも頭上から栗が落ちてきます。今回は2kg、山栗にしては大粒ですが、頂きものの大栗も未だたっぷりあるし、さてどうして食べたものか、嬉しい悲鳴です。😆

銀杏祭り

2021年10月7日(木)
毎年この時期になると、着物着付け教室の先生&松戸の大地主の奥様&家内の友達から何回かお誘いがあり、屋敷内のお稲荷さんの御神木、イチョウの大木から落ちるギンナン拾いの声がかかります。
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昨年はそのイチョウの大樹に落雷があり不作でした。今年は逞しく回復、これで3回目、合計で5kgも頂きました。我が家の二人では食べきれないので、娘や息子、親戚にお裾分けしています。

家庭菜園(34)乾燥芋茎

2021年10月6日(水)
サトイモ栽培の副産物?、ズイキ(サトイモの茎の皮を剥き天日乾燥させたもの)は、我が家では芋以上に大切にしています。
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お正月に食べる仙台風雑煮の具に欠かせないだけでなく、豚汁、けんちん汁、煮物に使うと風味がアップします。時には金運?もめぐってきます。😆

馳星周著「蒼き山嶺」

2021年10月5日(火)
山歩きが趣味なので、山岳小説はつい読んでしまいます。「犬と少年」に続く馳星周著作の二作目。
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中に出てくる白馬岳や白馬三山はいつも麓から眺めるだけで山頂を踏んだことはありません。白馬岳から雪倉岳朝日岳を越えて、日本海(親不知)まで続く栂海新道を一度歩きたいと思っていましたが、もう無理でしょう。来月11月に又白馬村に往く予定です。青鬼地区の棚田から、新雪を被った白馬三山を眺めるのが楽しみです。

青イチジクの甘露煮

2021年10月3日(日)
昨日、仙台から国道6号線で柏に戻る途中、道の駅相馬で青イチジクを2kg追加購入しました。やや小粒ですが、1kgが税込たったの350円、宮城生協榴ヶ岡店の1/3の値段です。😀
仙台へ帰る途中の往きに、道の駅南相馬で1kg500円で購入したものと合わせ計3kg、これだけあると安心です。
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今日は家内がお袋直伝のレシピで早速甘露煮作り、大鍋2つ使って砂糖だけ加え、弱火でじっくり煮詰めます。😊
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定点観察・宮城県県民の森

2021年9月30日(木)
午前、専業主夫はなかなか忙しい。部屋の掃除、洗濯やアイロン掛けを済ませ、やまや2階のダイソーで購入したスパイクネットを東西ベランダの排気筒や手摺の上に設置、布団も干す。
午後から、ハスラーをコインパーキングへ回収に行き、その足で県民の森へきのこ観察に往く。
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見つけたのは、アイバシロハツ、ウスヒラタケ、
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オシロイタケ、キチチタケ、キホコリタケ、クヌギタケ属、コテングタケモドキ、スギエダタケ、スギヒラタケ
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チチタケ属、ツエタケ、ネンドタケ、ハカワラタケ、ハタケシメジ
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ハラタケ属、ヒロヒダタケ、
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フウセンタケ属、ベニタケ属、ホウロクタケ、ホコリタケなど。
ウスヒラタケとハタケシメジは美味な食菌、持ち帰りました。😊

種差海岸(八戸市)

2021年9月28日(火)
六ヶ所村の信仰の山、月山から無事に下山し、車中泊は疲れるので、仙台へ帰ることに。途中、八戸市景勝地種差海岸に立ち寄りました。16:15インフォメーションセンター前の駐車場到着。目の前の海岸に、砂浜ではなく広大な天然芝地が広がる。
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三陸リアス式海岸の北端は、磯浜の景色も松並木も美しく、まるで庭園の様である。
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散策や犬の散歩に訪れる人が多い。丘の上に建つ四阿もなかなかの風情、近場にこんな風光明媚な海岸がある八戸市民は幸せである。
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30分ほどかけて一回り、16:45車に戻る。八戸ICから三陸自動車道に乗り一気に南下、宮古中央ICで降りて街中のGSでガソリンを給油、再び乗り直す。登米IC~津山ICは夜間工事のため21:00~6:00通行止め、已む無く一般道に下りて、鹿島台、松島、利府経由、23:00無事帰宅。この2日間の走行距離は1032km、良く走りました。(完)

ヤマブシタケ

2021年9月28日(火)
六ヶ所村の月山山中で久しぶりにヤマブシタケに出逢いました。登山道脇のコナラの生木に、目の高さに出ていた大物で、径は25cmほど、びっくりです。過去に奥日光や鳴子峡で見たものは手が届かないほど高い場所でした。可食菌で最近は栽培品も販売されています。出先で、しかもやや老菌、なので採取は見送りました。
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他にきのこは、ウコンハツ、サマツモドキ、サンコタケ、
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スギエダタケ、ナラタケ、
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ハチノスタケ、フウセンタケ属、ベニタケ属など。

654. 月山(青森県六ヶ所村)

2021年9月28日(火)
桑畑山に登り損ねて尻屋崎の岩屋地区を後にし、六ヶ所村の泊地区にある月山登山口へ向かう。せめて下北半島の山をひとつは登ろうとの心積り。10:30国道338号線沿いにある登山口に到着、「月山登山道入り口」と「月山奥乃院参道」の大きな2本の木製標柱が建つ。路肩スペースに車を置く(標高40m)。
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入り口はスギ林、その先は雑木林、10:50新旧の鳥居と社殿が建つ所に出る。辺りにはワラビが群生する。貴宝山神社中の宮か。海側の眺めが木立の間から少し。
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登山道は参道だけに刈り払いは行き届き良く整備されている。11:10参道の右分岐に「これより先薬師堂」の道標が立つ。少し進んでみたが奥が深そうなのでパス。信仰の山らしく山中の大岩や大樹の根元には所々石祠が祀られている。行く手に月山山頂が見えてくると、立ち木に達磨のような大きなヤマブシタケを発見、まるでヘルメットが樹幹に掛けてあるような具合、惜しむらくはやや老菌、なので採取は見送り。
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一旦鞍部(標高210m)に下るとヤマトリカブトが群生、アキグミやガマズミの実も目立つ。
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登り返して11:45一の王子権現(標高275m)、きつい、たまらず一休み。11:55紀宝山神社奥宮入り口(標高340m)、白塗りの鳥居が建つ。鳥居の先は女人禁制、奥宮への参道は下って往くし、往復50分かかるというしでパス。
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それにしても昨日といい今日といいハイカーには一人も出会わない。林を抜けると、眼下に泊集落と下北半島東岸の長い海岸線が現れる。その先、ハマギクが咲くガレ場を越える。
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再び樹林の中に入り、緩く登って行くと、12:10漸く小広い頂上に到着、石祠が安置され、二等三角点がある。ピーナッツクリームパンと生茶で一服、山頂は木立の中で見張らしはない。
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12:20下山開始、往路を戻る。12:30奥宮入り口、13:00辰の口明神堂・五頭龍神、13:25無事車に戻る。所要3時間、歩程5km、11300歩、久しぶりの2日連続の山歩きはくたびれました。(続く)

最果ての岬で木の実採り

2021年9月28日(火)
尻屋崎灯台探訪を終えて、せっかく遙々やって来たので、岬の後背に聳える桑畑山に登ろうと、登山口の岩屋地区へ向かう。旧岩屋小学校の前から山頂へ向かう自動車道を上がって行くと、関係者以外立入禁止(株式会社ユーラス)のゲートがありシャットアウト、まぁ風力発電機が何十基も林立する山なので、登れなくても構わないけれど。
旧岩屋小学校に戻る。2005年に村立東通小学校が新設され、東通村(ひがしどおりむら)の16の小学校の統廃合が行われたらしい。校舎の建物はそのまま残っている。
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敷地の境に色々な木の実が生っていたので、その中のアキグミ、ガマズミ、ヤマブドウを少し摘んできました。😊(続く)

尻屋崎灯台(青森県東通村)

2021年9月28日(火)
昨日は鯨山登山を済ませ、山田ICから三陸自動車道に入り北上したが、普代村久慈市間は途切れており、その間は国道45号線。久慈北ICから再び三陸道に乗り八戸道の八戸西ICまで走る。一応三陸自動車道の現時点の全線を走破しました。それがどうしたの?、と言われそうであるが、後期高齢者になる前の、免許証返納前の記念走行というか、まぁ悪あがきの部類。
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結局、昨夜は道の駅三沢に着いて仮眠、ハスラー車中泊岩手山登山以来か。5:10起床、外が明るくなる。先ずメロンパンをかじり、ポットに入れてきてぬるくなったコーヒーをすする。トイレを済ませ5:40出発、国道338号線を北上する。途中から右折、尻屋崎へ。下北半島は5年前の2016年10月に、恐山、仏ヶ浦、大間崎と半島一周をしているが、尻屋崎は時間の都合でカットしてしまい訪れるのは初めて、寒立馬(かんだちめ)にも逢いたい。
尻屋崎への途中、尻労(しつかり)漁港に立ち寄る。
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朝の水揚げ作業が始まり、今の時期何が揚がるのか、真イカかな?、おこぼれ頂戴のカモメが荷捌き施設の屋根の庇に行儀良く一列に並んでいる。7:45今回のドライブ旅行の最終目的地、尻屋崎灯台駐車場到着。そこまで仙台から524km、さすがに遠いね。
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岬を周回する道路の入り口にはゲートがあるが、7:00~17:00の間は車が接近すると自動的に開く仕組み、駐車場に他の車が1台もいない。白亜の灯台を独り占め、酔狂、酔狂、ここまで来れば立派な灯台男子かも。
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最果ての岬は風が強い。本州最涯地尻屋崎碑(東経141度28分、北緯41度25分)が建つ。
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誰もいない。一軒だけのお店は閉まっている。しかも肝心要の寒立馬どころか放牧牛すら一頭もいない。ままよ、岬を一回り。黒石市出身の詩人、鳴海要吉の歌碑「諦めの旅ではあった 磯の先の白い灯台に日が映(さ)して居た」(詩集「土にかへれ」の巻頭の1首)が建つ。
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漁船の遭難慰霊碑も建つ。40分ほどの散策で8:25車に戻る。
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岩屋の桑畑山登山口へ向かう途中の林の中で、1頭だけ草を食んでいる寒立馬に出逢えました。立派な馬体です。堂々としています。(続く)

鯨山で出逢ったきのこ

2021年9月27日(月)
鯨山の樹相はアカマツ交じりの雑木林、今の時期きのこ採りに入山する人が多いと青少年の家で聞いたので大いに期待したけれど、、。
アカカバイロタケ、
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アセタケ属、イタチタケ、オオチリメンタケ、カバイロツルタケ、カヤタケ属、キカイガラタケ、キシメジ、
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キシメジ科、キチチタケ、
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コタマゴテングタケ、ツルタケ、ヌメリガサ科、ヒメコナカブリツルタケ、ベニタケ属、ホウロクタケ、ホコリタケ、ホテイシメジ
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モエギビョウタケ、
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など。
これはと云う食菌もなければ珍菌・稀菌もなし。期待はずれでした。(続く)